無職の専業主婦でもお金が借りれるカードローン比較

専業主婦はカードローンを利用できる?

2010年6月に施行された改正貸金業法における「総量規制」によって、専業主婦のキャッシング事情は著しい変化を遂げました。現在では、専業主婦がカードローンを利用するためには、「配偶者の同意を得ている」か「配偶者の同意を得ていない」かで、申し込みできるカードローン会社が変わってきます。

  • 配偶者の同意を得られない専業主婦 → 銀行カードローン
  • 配偶者の同意を得ている専業主婦 → 銀行カードローン、配偶者貸付できるカードローン
    ※配偶者貸付については後術でご紹介します。

なぜ、申し込みできるカードローン会社が違うのかと言うと、「総量規制」が関係しているからです。
総量規制に基づくと、収入がない専業主婦は借り入れできません。
ただし、総量規制とは「個人の借入総額を年収の1/3までに制限する」という「貸金業者」に適用される法律のことで、貸金業者とは消費者金融や信販会社などのことを言います。

つまり、年収(定期的な収入)がない方は、消費者金融や信販会社などの貸金業者からはお金を借りることはできません。ただし、銀行は貸金業者ではないので「総量規制の対象外」として、専業主婦でも借り入れすることができます。

専業主婦がカードローンを利用する理由

以下では、専業主婦がカードローンを利用する理由として代表的な例をご紹介します。

家計のやりくり

家計を任されている専業主婦にとっては、「ご主人の給料内ではやりくりができないために借りなければいけない」という理由でカードローンを利用せざるを得ないという現実があります。
配偶者の方の収入が低かったり、子供の教育費の穴埋めに利用されたりするケースが多いようです。

趣味や娯楽、交際費など

趣味や娯楽、ママ友付き合いの交際費などで、家計からやりくりができず、一時的な入り用でカードローンを利用する方も多いようです。

各種ローンの返済

車や住宅ローンの返済にカードローンを利用される方もいます。月によっては出費が大きく、普段はやりくりできていてもやむを得ない月にはお金を借り入れることもあるようです。

医療費

突発的な事故や病気で入院することになった場合など、急な医療費が必要になった際にカードローンを利用する方は多いようです。

返済時には借りた金額に金利を加えて返さなければなりません。毎月の返済額は同じでも、金利が高いほど返済の負担は重くなり、また返済に要する期間も長くなります。金利と合わせて「いくら返済しないといけないのか」をよく確認して利用しましょう。

また、カードローン会社のホームページでは申し込み前に登録なし・無料で利用可能な返済シミュレーションができます。そのようなツールを活用し、確実かつゆとりのある返済計画を立ててから申し込むことをおすすめします。

専業主婦が銀行カードローンを利用するメリット

  1. 配偶者に内緒で利用することができる。
  2. 最短で申し込みをしたその日に融資が受けられる。
  3. 低金利だから毎月の返済負担が軽い。
  4. 配偶者の収入証明や同意書が不要である。
  5. 申し込み手続きが簡単である。

専業主婦が銀行カードローンを利用するデメリット

  1. 電話確認や郵送物に気を配らないと、怪しまれることがある。
  2. 口座がないと借り入れできない銀行がある。
  3. 消費者金融系と比べると審査基準が高い。

専業主婦でも借りられるカードローン会社一覧

新生銀行カードローン「レイク」

新生銀行カードローン「レイク」は 初めて利用の場合、以下の30日間全額無利息と5万円まで180日間無利息の2種類から選べます。また、借入額や返済予定にあった無利息サービスが受けられます。

自動契約機もあるのでカードも即日発行が可能で、新生銀行の口座がなくても即日融資してもらえます。ただし、融資を受けるには、「平日14時までの申し込み」と「必要書類の確認の完了」が必要です。

専業主婦の方でも、パート・アルバイトなどの安定した収入のある方は申し込むことができます。収入のない専業主婦の方は、配偶者に安定した収入があることがお申し込みの条件となります。

新生銀行カードローン「レイク」の詳細は以下の通りです。

  • 実質年率:15.0%~ 18.0%
  • 貸付限度額 :審査により決定
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入があること
  • 区分:銀行

横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローンは横浜銀行の営業エリア内に在住、もしくは在勤されている方が申し込める地方銀行のカードローンです。大手都市銀行に劣らない低金利で、10万円借入時の返済金額は2,000円からと返済にも困ることはありません。

Web完結なので、忙しい主婦でもスマートフォンから簡単に申し込むことができます。平日14時までに申し込みと必要書類の確認が必要です。審査結果は携帯電話に連絡してもらえるので、家族に知られる心配もありません。

横浜銀行カードローン詳細は以下の通りです。

  • 実質年率: 14.6%
  • 貸付限度額 :審査により決定
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入があること
  • 区分:銀行

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、口座を持っていなくても利用できます。インターネット申し込みなら、最短30分で審査回答・即日利用も可能なため、急な出費で困ったときにおすすめです。

申し込み後、最短30分でメール、または電話で審査結果の連絡があります。審査結果の連絡は平日9時~21時、土・日・祝日は9時~17時なので、受付時間や審査状況によっては回答が翌日以降になる場合があるので注意が必要です。返済は2,000円から可能で、三菱UFJ銀行ATM、提携コンビニATMを使えば時間外手数料なども掛かりません。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の詳細は以下の通りです。

  • 実質年率: 14.6%
  • 貸付限度額:30万円
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入があること
  • 区分:銀行

イオン銀行カードローン「BIG」

イオン銀行の「カードローンBIG」の場合、申し込みをして審査結果が分かるまで「仮審査」と「本契約」との2度の書類のやり取りを郵送でしなければならないため、数日掛かる可能性があります。しかし、口座を持っていれば即日融資が可能です。

普段からイオンをよく利用する主婦の方や、ご自宅の近くにイオンがある方であれば、あらかじめ口座を作っておくことをおすすめします。
イオン銀行のATMは、ゆうちょ銀行をはじめ、みずほ銀行、三菱UFJ銀行三井住友銀行、りそな銀行のATMが利用できます。さらに、コンビニに設置されているイーネット銀行のATMも利用できるので、近くにイオン銀行がなくても大丈夫です。
10万円以下の借り入れであれば、月々3,000円からの返済になるので利用しやすいと言えます。

イオン銀行の「カードローンBIG」の詳細は以下の通りです。

  • 実質年率:11.8%~13.8%
  • 貸付限度額:50万円
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入があること
  • 区分:銀行

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンは、申し込みから借り入れまで全てインターネットで手続きができます。24時間いつでも受け付けているので、忙しい方やすぐに借りたい方にはおすすめです。

みずほ銀行に口座があれば、最短即日利用可能で、来店・書類の郵送が不要の「Web完結申し込み」サービスが受けられて便利です。特にインターネットバンキング、モバイルバンキング、テレホンバンキングがまとめて使える「みずほダイレクト」をすでに利用している場合、本人確認の書類等が不要になるので手続きも早くなります。

口座を持っていない方で、すぐに融資を受けたい場合は、来店申し込みが最も早い方法となります。
銀行の窓口で口座を開設し、みずほ銀行カードローンの申し込みを同時にすれば、即日融資と利用が可能になります。

返済方法は、「毎月10日に返済用普通預金口座からの引き落とし」と「任意返済」、みずほ銀行ATMやコンビニATMからの随時返済ができます。「みずほダイレクト」利用の場合、パソコン、スマートフォン、携帯電話、固定電話からの返済もできます。

みずほ銀行カードローンの詳細は以下の通りです。

  • 実質年率:14.0%
  • 貸付限度額:30万円
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入があること
  • 区分:銀行

配偶者に安定した収入があるかどうかが重要

専業主婦が銀行カードローンに申し込みする際は「配偶者に安定した収入」があれば、自身に収入がなくても申し込みすることができます。ちなみに、安定した収入とは以下の通りです。

  1. 給与
  2. 年金
  3. 恩給
  4. 定期的に受領する不動産の賃貸収入(事業の場合を除く)
  5. 年間の事業所得

パチンコやスロット、競馬、宝くじといったギャンブルでの一時的な収入は含まれません。

ここまでに紹介した銀行カードローンは、「配偶者に安定した収入がある」ことを条件に、借り入れができるものです。もし返せなくなっても、最悪の場合は配偶者に返済してもらうことを担保として貸し付けてくれます。

また、収入証明書の提出は不要とするところが多く、専業主婦で「主人には内緒で借りたい」という方に利用されることが多いと言えます。

専業主婦に銀行カードローンがおすすめの理由

お金を融資してくれるローン会社は、銀行カードローンの他にも消費者金融やクレジットカード(信販会社)のキャッシング枠もあります。

しかし、専業主婦が借りられるローン会社は銀行が運営するカードローンだけです。その理由は「総量規制」という個人の借り入れを規制する法律が存在するためです。
お金を扱う金融機関はそれぞれに守るべき法律があり、以下のように決まっています。

  • 銀行:銀行法
  • 消費者金融、クレジットカード会社:貸金業法

銀行法と貸金業法は別物であり、貸金業法の中で定められている総量規制により、貸し付けできる方が規制されています。

専業主婦のカードローン利用と総量規制の関係

総量規制は、貸し過ぎや借り過ぎを防ぐための法律です。日本貸金業協会のサイトでは総量規制について、以下のように説明されています。

総量規制とは

「総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組み」を言います(ただし一部除外または例外となる借り入れもあり)。

そのほかにも、過剰融資を防ぐために定められた項目がありますが、専業主婦に関係があるのはこの貸付金額の規制です。専業主婦には収入自体がないので、収入の3分の1までという考えが適用されません。
そのため、専業主婦は総量規制がある貸金業法を順守しなければいけない消費者金融やクレジットカード会社(貸金業者)からは、借り入れることができません。

銀行は銀行法を順守している

一方、銀行は貸金業とは無関係の銀行法を順守しているため、総量規制は関係なく、専業主婦でも借り入れることができるのです。ローン会社は「総量規制対象」「総量規制対象外」という表現がされ、銀行カードローンは「総量規制対象外カードローン」ということになります。

専業主婦が銀行カードローンを家族に内緒で借りることができる理由

専業主婦でも銀行カードローンを内緒で借りられる理由は2つあります。まず、「カードローンの契約者が専業主婦本人である」ということです。そして、「カードローンは保証人が不要」です。

申込者が本人であること

あくまで大切なのは申込者が本人かどうかであり、申込者の本人確認は行われますが配偶者の収入があるかの確認までは求めません。専業主婦がカードローンに申し込み後、ご主人の会社に連絡が入ることもありませんし、ご主人の同意書や収入証明の提出を求められることもありません。

このように申し込みから契約、借り入れ、完済まで家族や周りの方にも内緒にすることができます。また、銀行側も配慮してくれます。「住宅ローン」など融資してもらうのが一般的な借り入れ以外は、お金を借りることを家族や周りの方に知られたくないものです。

金融機関側も配慮してくれる

銀行だけではなく消費者金融などのローン会社側でも、借り入れを秘密にしておきたいという契約者側の気持ちを理解し、それをサービスに生かしています。在籍確認の電話連絡は個人のスマートフォンや都合の良い曜日や時間を指定でき、その際、銀行名やカードローンを名乗らずに担当者の名字(個人名)を名乗ります。

万が一、自宅の固定電話に申込者以外が出た際には、かけ直してくれます。また、郵送物にはカードローン名は記載せず、銀行名を記載しています。
このように、金融機関側で個人情報を守る配慮がなされているので、たとえご主人であっても契約者以外の第三者に融資情報を漏らすことはありません。

しかし、「絶対に知られないか?」と言うとそうは言い切れません。返済遅延・滞納などの際に契約者と連絡が取れなければ、督促のハガキが自宅に届くこともあります。
完済まで毎月遅れないように返済すること、そして返済が遅れそうな場合や、何かあった際には必ずローン会社に連絡することが必要です。当たり前のことですがこれを守っていれば、まずは安心でしょう。

専業主婦のカードローン審査

審査内容と基準はもちろん非公開ですし、配偶者の収入や生活環境などの違いがあるので、「こうすれば審査に必ず通ります」と言い切ることはできません。

しかし、ローン会社の退職者へのインタビューや、利用者からの聞き取りなどで、ある程度重要ポイントや基準が判明しています。審査に関する情報を以下で詳しくご紹介します。

【審査1】信用調査

銀行カードローンの審査担当者が確認することは「カードローン申込者が信用に値する人物であるか」ということです。

個人情報は、信用情報機関の個人信用情報に登録されています。融資の申し込みがあった場合、金融業者は個人信用情報を照会できるシステムになっているのです。

信用情報には、生年月日・氏名・運転免許証番号から融資に関する情報も登録されています。申込時の審査落ちを防ぐために、他社借入額や借入件数を少なく入力したり、他人のフリをしたりして申し込んだとしても、個人の信用情報との食い違いがあればうそであることが分かってしまいます。

カードローンは無担保・無保証人の信用貸しが原則です。申し込み内容に偽りがあると信用を失い、「信頼できない人物」と判断されます。

【審査2】返済能力

カードローン審査では、完済できるかの返済能力が重要視されます。初めてお金を借りる専業主婦でも、過去に携帯電話の通話料の滞納がないかまでも信用情報でチェックされるのです。

【審査3】申込者の属性

審査では申込者がどんな人物かを知るため、複数の項目に点数をつけ点数が大きい人ほど返済能力が高いと判断します。金融会社各社に確認項目と点数が設定されており、このことを「スコアリング」と呼びます。
この「スコアリング」は総合判断ですので、どれか1つでも低評価があったからと言ってNGになるということはありません。

【審査4】借り入れ希望金額

いくら借りたいかの希望額も確認します。使用用途は問われませんが、高額を希望すればするほどローン会社側の審査も厳しくなります。

専業主婦がカードローンの審査に通過するためのポイント

審査通過のポイントは以下の2つです。

  1. 申込時の入力は正確な情報を入力し、間違っても嘘はつかない。
  2. 申込金額をできるだけ少なくする。

金融会社では融資が回収不能になる、いわゆる「融資の焦げ付き」を最も嫌います。そのため、返済能力を確認し、完済できると思われる金額を貸付限度額に設定します。

結論として、審査が甘いカードローンはないと考えても良いでしょう。審査基準は各銀行が独自に設定しており、その内容は非公開です。審査落ちした場合も、なぜ落ちたのか教えてもらえません。
属性はどうすることもできませんが、申込時の入力など自分でできることに関しては注意すべきです。
銀行同士で審査基準に若干の誤差はあっても、大きな違いはないと考えられます。
したがって、申し込みの際は希望限度額を低くするなど、「審査に通過しやすくするにはどうしたら良いのか」を考えましょう。

専業主婦は即日融資を受けられる?

カードローンは24時間年中無休で申し込みを受け付けています。しかし、即日融資での借り入れには条件があり、その条件を満たせない場合は当日の借り入れはできません。

即日融資の条件は以下の2つです。

  1. カードローン会社で振り込み手続きが完了していること
  2. ローンカードを受け取っていること

【条件1】カードローン会社で振り込み手続きが完了している

銀行の普通預金口座に振り込んでもらう振込融資でお金を借りる場合、ローン会社で金融機関宛てに振り込み手続きを行う必要があります。
その場合、手続き反映に時間が必要なため、時間の締め切りが設定されています。この締め切り時間は各ローンによって異なります。大抵のカードローンの締め切りにおける目安時間は14時です。「銀行の当日振り込みは15時まで」という感覚と同じです。

新生銀行カードローン「レイク」の公式ホームページには、そのことが明記されています。審査は申し込み順のため、混み合っている場合もあります。申し込みはできれば午前中のうちに、遅くても13時までには済ませておくと安心です。

【条件2】ローンカードを受け取っている

振込融資でなくても、銀行ATMやコンビニ提携ATMから借入金額を引き出すことも可能で、借入時と返済時に使うローンカード(ローン専用のキャッシュカード)が必要です。
ローンカードは通常、契約完了後にローン会社から自宅に郵送され、受け取るまでに約1週間から10日程度の時間が掛かります。

郵送以外ですぐローンカードを手に入れるには、無人契約機まで取りに行くしか方法がありません。無人契約機では申し込みから契約、ローンカードの発行までができます。
スマートフォンやPCで審査通過を確認後に、契約とローンカード発行を無人契約機で行えば、待ち時間はかなり短縮されます。そして受け取ったローンカードでATMから借入金を引き出します。
無人契約機は土日祝、21時や22時まで営業しているので夜間でもローンカードを受け取ることができます。

即日融資を受けるための注意点

申し込み手続きの際に意外と多いのが、メールアドレスの入力ミスです。1文字でも間違っていれば、審査結果の連絡も届かず結果的に審査落ちになることもあります。即日融資の審査をスムーズにするためにも、メールアドレスは正確に入力するようにしましょう。

一方注意したいのは、申し込みした銀行の普通預金口座を持っていなければ申し込みができない銀行カードローンもあるということです。返済方法が口座振替のみという銀行がこれにあたります。
口座が必要な銀行ローンの場合、申し込みと同時に口座開設の手続きをし、借り入れより口座開設が優先となります。

つまり、[カードローンに申し込み]→[口座開設]→[借り入れ]の流れになります。Web申し込みでの新規口座開設には約1週間掛かるため、当然ながら即日融資は不可能です。また、口座名義は契約者本人名義に限られますので、ご主人名義の口座は利用できません。

カードローンを複数社から借りたい場合

すでに1社から借りている場合は、もう1社2社までなら審査に通る見込みがあります。金融機関では借入残高よりも借入件数を重視します。

借入件数が多いと返済額返済日も複数あることになり、返済が困難になる確率が高くなるからです。会社員であれば3社・4社と借り入れしている方もいますが、ご主人の収入のみで返済する専業主婦の返済負担を考えると難しいと言えます。

ちなみに、ここで話題にしている専業主婦は、パートやアルバイトもしていない「収入がない専業主婦」であると定義しています。パートやアルバイト収入がある専業主婦の方であれば、3社以上の借り入れができる可能性もあります。

消費者金融で借りられる「配偶者貸付制度」とは

貸金業者は収入がない専業主婦にはお金を貸してくれませんが、例外として「配偶者貸付」でカードローンに申し込みする方法があります。

配偶者貸付とは、夫婦の年収を合算した金額の1/3以内ならお金を借りることができる制度です。当然、専業主婦は収入がないので、実質的に配偶者の年収の1/3までしか借り入れすることはできません。このように、銀行カードローンとの違いは、借入額が「年収の1/3までに制限される」ところにあります。

銀行カードローンでは専業主婦が借り入れする場合、銀行にもよりますが、最大50万円までしか借りることができません。しかし、「配偶者貸付」であれば、配偶者の年収が300万円だった場合、300万円の1/3=100万円まで借りることができます。

ここで注意したいのは、借りることができる総額は「複数社からの借入残高も含めて年収1/3以下に抑える必要がある点」です。ただし、どの消費者金融でも配偶者貸付を行っているかと言うと、そうではありません。
大手の消費者金融と言えばアコム、アイフル、プロミスなどが有名ですが、コストや手間が掛かってしまうので、積極的には対応していないのが現状です。実際に配偶者貸付を行っている消費者金融は限られています。以下では、配偶者貸付可能な消費者金融をいくつかご紹介します。

新生銀行カードローン「レイク」
  • 金利:14.959%~17.950%
  • 限度額:50万円
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入がある、配偶者へ電話での同意確認が必要、配偶者の同意書・婚姻関係を証明する書類が必要
ベルーナノーティス
  • 金利:4.5%~18.0%
  • 限度額:100万円
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入がある、配偶者の勤務先の記入が必要、配偶者の同意書・婚姻関係を証明する書類が必要
キャネット
  • 金利:15.0%~20.0%
  • 限度額:50万円
  • 貸付条件:配偶者に安定した収入がある、配偶者の同意書が必要、婚姻関係を証明する書類が必要、配偶者の収入証明書が必要

専業主婦が配偶者貸付制度を利用するメリット・デメリット

配偶者貸付制度のメリット

1. 配偶者同意の上であるため気が楽である
2. 配偶者の年収が200万円以上なら銀行よりも融資額を大きくすることが可能

配偶者貸付制度のデメリット

1. 配偶者の勤務先に在籍確認をする可能性がある
2. 書類の準備などで手続きが面倒である

配偶者貸付で必要な書類一覧

  • 配偶者の同意書
    • 配偶者と貸付契約を締結する同意を求める
    • 信用情報機関へ信用情報を提供することへの同意を求める

    ※配偶者の同意書は、連帯保証人になることへの同意ではなく、あくまで配偶者の年収を参考に審査するために必要な情報を、信用情報機関に確認を取るというものです。

  • 配偶者の婚姻関係を証明する書類

    夫婦関係を証明する書類のことです。以下のいずれか1点が必要です。

    • 住民票
    • 戸籍抄本
    • 婚姻届受理証明書
  • 配偶者の収入証明書

    申込先によっては、収入証明書の提出が必要となります。

    • 給与所得の源泉徴収票
    • 給与明細書
    • 所得税の確定申告書
    • 納税通知書
    • 年金通知書
    • 年金証書

カードローンの利用を家族に内緒にできる?

専業主婦がカードローンを利用する際、できれば家族に内緒で利用したいものです。家族に知られることが想定されるケースと、それぞれの対処法を以下に説明します。

自宅へ電話がかかってくるケース

自宅へ電話がかかってくると都合が悪い方も多いと思います。申込時に希望連絡先を自身の携帯電話に指定しておけば、自宅に電話がかかってくる心配はありません。
その際、希望連絡先にかかってくる内容としては「申し込みの確認」「審査結果の連絡」があります。
ただし、返済が遅れた場合は自宅に連絡がくることもあるので、必ず返済期日は守るよう気をつけましょう。

配偶者への確認がくるケース

配偶者貸付の場合、配偶者の勤務先に在籍確認の電話、配偶者の同意確認の電話(レディースフタバ)、配偶者の勤務先情報(ベルーナノーティス)が行われることがあります。
申込先によって確認を取る・取らないがありますので、気になる方はカードローン会社に事前に確認することをおすすめします。

自宅へ郵送物が送られてくるケース

自宅への郵送物は主に以下の3点です。

  1. 契約書
  2. ローンカード
  3. 利用明細書

ホームページで申し込みした場合、契約書やローンカードが自宅へ郵送されますが、申し込みした後に来店して契約すれば契約書はその場で発行できます。また、ローンカードも同時に受け取ることができます。

利用明細は申し込みするときにWeb明細を利用すれば、スマートフォンやパソコンで確認することができるので、郵送物不要にて申し込みすることができます。しかし、カードローン業者や申し込みの内容によって対応は異なるため注意が必要です。
もし、郵送物が自宅に届いたとしても銀行は銀行名で、消費者金融では商品名(例えば〇〇カードローン、キャッシング〇〇)というように、借り入れしていることが第三者にバレないよう配慮はされています。それでも心配ということであれば、事前に問い合わせして確認することをおすすめします。

新井 智美

トータルマネーコンサルタント/CFP(R)認定者/第一級ファイナンシャルプラン二ング技能士
(資産設計提案業務)/DC(確定拠出年金)プランナー/住宅ローンアドバイザー/証券外務員

30歳を機に苦手だった経済分野を克服したいという思いから、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格、CFP資格を取得すると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。
主に個人を相手にお金に関する相談、及び提案設計業務を提供するとともに、資産運用講師なども手掛ける。

診断スタート
第1問 / 4問中

審査時間は早いほうが良い?

YesNo
第2問 / 4問中

返済日は自分で決めたい?

YesNo
第2問 / 4問中

お金を借りることを周囲にバレたくない?

YesNo
第3問 / 4問中

収入証明書の用意はできますか?

YesNo
第3問 / 4問中

返済日は自分で決めたい?

YesNo
第4問 / 4問中

申し込みはWEBで完結させたい?

YesNo
第4問 / 4問中

明細は郵送でなくWEB上で確認したい。

YesNo
第4問 / 4問中

借入場所が多いほうが良い?

YesNo

プロミスは三井住友銀行グループに属する大手消費者金融会社のサービスブランドです。
信頼性の高い三井住友グループの一員であるという点から、プロミスに対する信頼度も高くネームバリューもあるため、安心してカードローンを利用することができると言えます。

フリーキャッシングや女性向けのレディースローン、おまとめローン、自営者向けカードローン、目的ローンなど、利便性の高い商品を幅広く用意しています。また、業界では初めてゆうちょ銀行と提携したり、三井住友VISAプリペイドカードへのチャージサービスを導入したりするなど、利用者にとって便利で使いやすいサービスを提供しています。

プロミスのカードローンは、20歳以上で69歳の安定した収入のある方であれば、申し込みが可能できるため主婦や学生、年金受給の方でも、パートやアルバイトなどで安定した収入があれば申し込むことができます。

また、PCやスマートフォン、携帯電話で24時間365日申し込みができ、即座に入金が反映される「瞬フリ」というサービスがあります。
これは三井住友銀行の銀行口座か、ジャパンネット銀行の口座があれば24時間最短10秒で融資を受けることができ、土日祝日や夜間のキャッシングも可能です。

更に返済期日は、5日、15日、25日、末日から、自分の都合が良い日にちを選択することができ「口フリ(口座振替)」や「プロミスATM」、「提携ATM」など、利用者の都合に合わせて選ぶことができます。

CMなどで「はじめてのアコム」というフレーズを聞いたことのある方は多いかもしれません。このフレーズの通り、アコムはカードローンの利用が初めての方にピッタリの商品です。
アコムカードローンは、初回30日間金利0円、24時間365日借り入れ可能、スピーディーな審査など、初めての方でも利用しやすいサービスを展開しています。
最大の特徴は、融資までが非常にスピーディーな点です。
最短30分という早さで審査結果が届き、受付が受理されてからは最短1分で、振り込みが完了します。
また、スマートフォン・携帯電話・パソコンから、24時間いつでも利用することができ、アコムの店舗ATMも24時間営業のため、いつでも借り入れ・返済が可能です。更に、自宅や勤務先の近くにあるコンビニエンスストアのATMや、提携金融機関のATMからも借り入れができます。

申し込みもWEBで全て行うことができ、明細もWEB上で確認できるため、周囲に内緒で申し込むこと可能です。

返済についても口座振替(自動引き落とし)かそれ以外の返済方法かで返済日が異なりますが、口座振替(自動引き落とし)以外の場合は、ある程度自由に返済日を選ぶことができます。

是非一度お試しください。

竹中直人のCMでおなじみの、三井住友銀行グループのモビット。
銀行口座を持っていなくても利用できる、とても便利なカードローンです。
書類さえ揃っていれば10秒で審査がうけられることや、即日融資が受けられることも特徴として挙げられます。

満20歳以上69歳以下で安定した収入のある方であれば利用できますが、無職、専業主婦、年金以外の収入がない方は利用ができません。

申し込みから利用できるまでがとても早いのがモビットの大きな特徴です。
まず、webでできる簡易審査は、約10秒で審査結果を表示してくれます。
「web完結申込」を利用すると、本申込から実際に利用できるまで最短30分です。

また、急ぎの融資を希望する方専用に、フリーコールの窓口を設けています。申込完了後すぐに電話をすることで、すぐに審査を開始してくれます。

返済日に関しても5日、15日、25日、末日から選ぶことができ、都市部の銀行ATMや全国のコンビニエンスストアの端末・店頭等で利用することができます。

三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、2007年に発売された個人向けの金融商品(無担保ローン)です。
担保・保証人不要で申し込みができる無担保ローンで、資金使途は原則自由(事業性資金を除く)です。
限度額の範囲内で繰り返し利用でき、コンビニATMで気軽に借り入れや返済が可能です。

バンクイックの金利は年1.8%~14.6%と銀行ならでは安心の金利で、利息の支払いを少しでも抑えたい方に選ばれています。

また、口座を持っていないと申し込みできない銀行カードローンが存在する中、三菱東京UFJ銀行カードローンは銀行口座不要で申し込みが可能です。

申し込みもインターネットでの24時間受付や、三菱東京UFJ銀行店舗内のATMコーナーに設置されているテレビ窓口(無人契約機)が9:00~21:00(土日、祝日は9:00~17:00)まで営業しており、審査を通過した後ならバンクイックカードの即日発行、受け取りも可能です。
更に、全国にある三菱東京UFJ銀行のATMだけではなく、提携コンビニATM(セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM)の利用手数料もバンクイックカードを利用した際は無料で借り入れできるため、様々なメリットがあります。

三井住友銀行は、三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行と並ぶ日本の三大メガバンクの一つです。
その三井住友銀行が提供するカードローンは「返済利息額を上回れば返済額の自由設定」が可能で、任意返済を希望の方は、ボーナスなど臨時収入で返済もできます。

三井住友銀行カードローンの大きな特徴は店舗に併設されているローン契約機(ACM)で、申し込み~借り入れまで完結できてことです。
さらに、このローン契約機(ACM)は土日でもローンカードを発行でき、Web上での申し込みが可能で、土日・祝日でも受け取ることができます。

また、三井住友銀行ATMだけでなく、イーネットATM・ローソンATM・コンビニATM・ゆうちょ銀行ATMでも利用手数料や時間外手数料も無料で利用できます。

申し込みに関しても、銀行口座の開設なしで行うことができるため、銀行カードローンの中では、比較的スムーズに融資を受けることが可能です。

返済を行う際も毎月5日、15日、25日、末日(銀行休業日の場合は、翌営業日)に前月の約定日の借入残高に応じて返済できるため、利用者の都合に合わせて選ぶことが可能です。

ただし、学生さんや専業主婦の方は、安定した収入が本人にない場合は利用ができないため注意が必要です。

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