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おまとめローンとは

おまとめローンとは、「複数の債務を一本化すること」です。既に複数の借り入れがあるのであれば、早めに一本化しておくことが完済のためにも将来のためにも最善の策です。 おまとめローンは複数の借金の借り換えになりますので、借り換えローンの中の1つという位置づけになります。
例えば、A社で30万円、B社で20万円、C社で10万円の借り入れを完済するために、新たにD社から新規で借り入れをして、A社・B社・C社を完済して借り入れをD社にまとめてしまおうというものです。
以下のような場合、カードローンの利用を1社にまとめることによって返済管理を楽にするだけではなく金利を下げ、毎月の返済額を抑える効果も期待できます。
- 毎月何回もATMに行っている。
- 金利が高くて借金がなかなか減らない。
- 毎月の返済額が高すぎる。
おまとめローンは専用のカードローンを提供する業者もありますし、通常のカードローンで新規の借り入れをして自分でおまとめすることもできます。
おまとめローンは2017年5月に状況が大きく変わり、審査がかなり厳しくなっています。それまで各銀行は、消費者金融のように規制できつく縛られていなかったため、多くの方が返せる金額以上のお金を、銀行から借りることができる状態にありました。 ある意味、消費者金融以上に高額なお金を簡単に借りることができたため、結果的にお金を返せない方が続出するようになりました。 そのため、金融庁や総理大臣から改善を求められることとなり、今では銀行のカードローン、特におまとめローンの審査は非常に厳しくなっています。
このような背景を踏まえて、現在のおまとめローンのメリット・デメリット、審査の流れ、そして借入先を選ぶ際のポイントなどについて以下でご紹介します。
おまとめローンのメリット

毎月の負担が減る
おまとめローンを利用する最大のメリットは「毎月の負担が減る」ということです。
例えば、下記の3社で借り入れしていると仮定します。最低返済額は毎月返済しなければならない最小の返済額です。業者や借入残高によって返済額は異なります。
金融機関名 | 借入残高 | 最低返済額 |
---|---|---|
アコム | 10万円 | 5,000円 |
プロミス | 20万円 | 8,000円 |
モビット | 20万円 | 8,000円 |
金融機関名 | アコム | プロミス | モビット |
---|---|---|---|
借入残高 | 10万円 | 20万円 | 20万円 |
最低返済額 | 5,000円 | 8,000円 | 8,000円 |
3社の合計借入残高が50万円、合計最低返済額は2万1,000円です。これを1社にまとめるとします。
- 借入残高(おまとめ後):50万円
- 最低返済額:1万9,000円
- 借入残高(おまとめ後):50万円
- 最低返済額:1万3,000円
- 借入残高(おまとめ後):50万円
- 最低返済額:1万5,000円
このように債務を一本化することで月々の返済額を少なくすることができ、返済負担を軽くすることができます。 返済額を少なくするためには、低金利のカードローンと契約をすることはもちろん、おまとめ前の返済額をキープすることが重要です。
おまとめローンを利用することで、負担を少なくし自分の生活を楽しみながら借金を返済することができます。これこそがおまとめローンの最大のメリットと言えます。
金利が低い場合、返済総額が少なくなる可能性が高い
カードローンやキャッシングの場合、そのよしあしを判断する大きな要素は「金利」です。 金利が低くて内容の良い商品に借り換えることこそが、おまとめローンの大きなメリットと言えます。金利が低くなることで支払う利息も安くなります。つまり、金融機関に支払う「返済額」が少なくて済むということです。
特に現在の借り入れが消費者金融系などの高めの金利設定で、銀行系の低金利ローンに借り換えた場合には、利息は大幅に削減できる可能性が高くなります。 なぜなら、消費者金融や信販会社などの貸金業者では利息制限法という法律により適用される金利の基準が定められているからです。
- 10万円未満:年率20.0%
- 10万円~100万円未満:年率18.0%
- 100万円以上:年率15.0%
例えば、3社でそれぞれ50万円、40万円、20万円を借り入れしているなら、それぞれ金利18.0%で利息を支払っていたものが、1社にまとめることで金利15.0%になり低金利になるということになります。
銀行は貸金業者ではないので、利息制限法は適用されません。もともと低金利で貸し付けているのですが、同じような原理で借り入れを1社にまとめることによって、金利を下げることも可能です。
返済計画が立てやすくなる
「いつの間にか借金が増えてしまった」という方の中には、「お金の管理はどうも苦手」という方も多いと思います。特に、借入先が複数ある場合は危険です。
計画的なお金の使い方をするためには、できるだけ収支経路をシンプルにすることが原則です。「借金の返済は◯◯日に◯◯円」というように、1つになっているだけで大きく違ってきます。また、万一の際の対応も1社で済むというメリットもあります。
さらに大きなメリットとして、長期的な返済状況が見えやすくなります。「このまま返済していけば、来年の◯月には完済できる」という目標ができることは、借金完済への大きなモチベーションになります。なにより、お金の使い方をしっかりと考えやすくなると要因にもなるでしょう。
総量規制の基準以上の借り入れも可能
改正貸金業法により、貸金業者は申込者の年収の3分1以上の貸し付けはできなくなりました。消費者にとっては「年収の3分の1以上は借りることができない」という総量規制です。 しかし、おまとめローンの場合は年収に関係なく借りることができます(もちろん審査の上です)。
「年収300万だけど複数の借金を合わせると100万円超えている、もう借りられない」という人でもおまとめローンならば利用することができることになります。 なぜかと言うと、総量規制には例外および除外として認められている貸し付けがあるためです。
おまとめローンは「総量規制の例外」となる「顧客に一方的に有利となる一定の借り換え」「総量規制抵触者の借入残高を段階的に減らしていく借り換え」に該当します。 総量規制の例外として、他にも「配偶者貸付」や「緊急医療費貸付」。また、除外には「住宅ローン」や「自動車ローン」、「不動産担保貸付」などがあります。 また、総量規制は貸金業法の決まりなので、貸金業法に基づいて運営している金融機関のみが対象となる規制です。
消費者金融業者や信販会社、クレジットカード会社などは総量規制の対象となります。その一方、銀行は貸金業法の影響を受けませんので総量規制対象外となるのです。おまとめ・借り換えにかかわらず、銀行のカードローンは総量規制対象外となります。
返済専用のおまとめローンなら借金が増えない
こちらは消費者金融系のおまとめローンの場合です。 通常のカードローンやキャッシングは、利用限度額の範囲内であれば何度でも返済や追加で借り入れを繰り返すことができます。しかし、消費者金融系のおまとめローンは「返済専用」の商品となっているものがほとんどです。
追加融資はされませんので、基本的にそれ以上借金が増えることがありません。これは、デメリットと捉える人もいるかもしれませんが、完済を目指すのであれば大きなメリットでもあります。
基本的に担保や保証人が不要
個人が大口融資を受けるとなると、不動産などの担保や保証人が必要となる金融商品が多くなります。
しかし、おまとめローンは個人融資された借金を1つにまとめ、利用者の負担を減らすということも大きな目的となっている商品です。そのため、基本的に担保や保証人は不要となります。おまとめローンは、自分1人でできる多額の借金解決方法とも言えます。
おまとめローンのデメリット

審査が厳しくなる傾向がある
一般的におまとめローンの審査は、通常のカードローン審査に比べて厳しいと考えられています。厳しさの原因はやはり「複数社から借り入れがある」ことです。既に複数の借金を抱えている人にお金を貸すわけですので、貸す側にとってはリスクも大きくなるのがおまとめローンです。
当然ながら、融資の審査は通常のカードローンよりも厳しい傾向になると言えます。おまとめローン商品によっては、正社員のみ、アルバイト・パート・自営業者は不可といったように条件自体が厳しくなっているものもあるのです。 審査内容によっては、希望金額に関わらず収入証明書の提出が必要になることもあります。もちろん、個人信用情報は厳しくチェックされます。延滞や債務整理といった事故記録はもちろんですが、借入件数や借入額、申し込み記録などもしっかりと参考にされると覚悟しておく必要があります。
返済期間が長くなる場合がある
一言で言うと、月々の最低返済額が少なくなってしまうことで、元金の返済に充てられる金額が減ってしまい、結果として返済期間が長引くケースのことです。
例えば、3社から50万円ずつ借り入れして最低返済額で完済したとすると以下のようになります。
金融機関名 | 金利 | 借入残高 | 最低返済額 | 利息総額 |
---|---|---|---|---|
アコム | 18.0% | 50万円 | 1万5,000円 | 19万4,050円 |
プロミス | 17.8% | 50万円 | 1万3,000円 | 24万6,160円 |
モビット | 18.0% | 50万円 | 1万3,000円 | 25万1,057円 |
金融機関名 | アコム | プロミス | モビット |
---|---|---|---|
金利 | 18.0% | 17.8% | 18.0% |
借入残高 | 50万円 | 50万円 | 50万円 |
最低返済額 | 1万5,000円 | 1万3,000円 | 1万3,000円 |
利息総額 | 19万4,050円 | 24万6,160円 | 25万1,057円 |
3社の合計借入残高が150万円、合計最低返済額は4万1,000円、合計利息総額は69万1,268円です。これを1者にまとめるとします。
- 金利:15.0%
- 借入残高:150万円
- 最低返済額:3万円
- 利息総額:86万8,611円
※最低返済額はシミュレーター上のもので、借入期間によって毎月支払わなければいけない返済額は異なります。
おまとめする前と比べて金利が約3%に下がっても、利息の合計額が18万円ほど高くなっています。これは、月々の最低返済額が少なくなってしまったことで、元金の返済に充てられる金額が減ってしまうためです。その分返済期間も長くなります。
返済額を少なくするためには、低金利のカードローンと契約をすることはもちろん、おまとめ前の返済額をキープすることが重要です。
追加借り入れができない場合がある
「借金が増えない」というメリットでも説明しましたが、返済専用コースのおまとめローンに限らず、追加借り入れは難しくなると考えましょう。もしも、おまとめローンの返済中に急な出費があり、新たな借り入れを他社に申し込んだとしても、信用情報で大口の融資を返済中なことは分かります。そのため、新規の貸し付けを渋る担当者が多くなることは想像できます。
また、おまとめローン商品によっては、返済中に新たに別の借り入れを申し込むと「契約違反」として、一括返済を求められる場合がありますので注意が必要です。 おまとめローンを利用するのであれば借金は「必ず」完済するという固い決意を持つことが必要です。毎月の負担が減り、真面目に返済を続けやすくなり、信用実績を積むことができると前向きに考えましょう。
過払い金請求ができなくなる
おまとめローンを利用するということは、現在の借り入れを完済するということです。この際、過払い金が発生している場合でも関係なく返済してしまいます(過払い金の有無を確かめる「引き直し計算」がされることはありません)。過払い金の請求には「最終返済日から10年間」という期限があります。
過払い請求のタイミングについては、自分でできないのであれば専門家に相談するのが最善策と言えます。
おまとめローンを選ぶときのポイント

【ポイント1】現在の利率を把握する
残高が大きく、長期で利用している場合は利率が低くなっている場合もあります。
「おまとめローン」を他社で新規申し込みすると、上限金利からスタートすることになるため、現在よりも金利が高くなる可能性があります。「最低何%の利率なら返済可能か」を把握して借入先を選びましょう。
【ポイント2】優先事項を決める
以下のような優先事項により借入先も変わってきます。
- 一部でも構わないので金利を低くしたい。
- 多少金利が高くても全部をまとめたい。
- 毎月の返済額を少なくしたい。
など、ご自身の優先すべき事項をはっきりさせることが大切です。
【ポイント3】借入先は慎重に決める
世の中にはおまとめローンを探している方の弱みに付け込んで、悪質な詐欺を働く業者が存在します。悪質な業者に引っかかると保証金や入会金を請求され、送金した瞬間に連絡がつかなくなるといった被害に遭う恐れがあります。
さらに悪質なケースだと、「信用をチェックするために、他社から借りて証拠として送金してください」と、他社から借金までさせる業者も存在します。
そういった業者に引っかからないように以下のポイントを押さえておくことが大切です。
- 「金融庁への登録」があるか(登録貸金業者情報検索入力ページで検索が可能)
- 甘い言葉でアピールしていないか(無職OK、ブラック歓迎等)
- 日本貸金業協会が悪質業者としていないか(悪質業者の検索が可能)
おまとめローンの審査の流れ

【1】ローンの比較と確認
まずは借り入れ状況をしっかり確認し、目的にかなうローンを選択します。各ローンの確認は申込条件から金利、借り入れ可能な金額、返済方式までしっかり行ってください。
確認を怠るとせっかく借り換えをしても意味がなかったり、最悪の場合損をしてしまったりなどという事態になりかねません。
【2】ローン商品への申し込みと仮審査
申し込み・仮審査に申し込むローン商品が決まったら、各ローン商品のサイトの案内に従い申し込みページを開きます。
申込画面では、商品の詳細な説明書や利用規約をご覧になれます。説明書や利用規約に目を通すことを怠り後で悩むことがないよう、面倒でも必ずしっかり目を通してから申し込みを行います。
この申し込みにより仮審査が行われ、審査の結果は申込時に入力したメールアドレス宛て、もしくは電話で回答されます。
【3】本審査・提出すべき書類を送付
書類送付仮審査に通ると次は本審査です。契約書類に必要事項を記入し、提出を求められている書類と合わせて郵送またはファックスします。
契約書類は、仮審査通過者の自宅に郵送されるケースが一般的ですが、場合によってはインターネットからプリントアウトする場合もあるので、Webサイトをよく確認しましょう。
提出すべき書類で代表的なものは以下の2点になります。
本人確認書類
- 運転免許証(変更事項がある方については両面)
- パスポート(公印、写真ならびに現住所のページ)
いずれか1通。ただし、氏名、住所および生年月日の記載されており、有効期限内のものに限ります。
収入証明書
- 源泉徴収票(前年度)
- 直近3カ月以内に発行された給与明細2カ月分
- 住民税の課税決定通知書
いずれか1通が必要です。
【4】最終確認
最終確認本審査用の書類送付後、融資が内定すると金融機関から本人確認、および本当に融資を受けるかどうかの確認がされます。こちらの確認に応じれば、融資が確定となります。
通常、審査にかかる日数は5日程度と言われていますが、口座があれば最短即日で融資も可能です。即日融資を希望するのであれば、その銀行の口座を作っておくことをおすすめします。
おまとめローンの審査のポイント

おまとめローンの審査に通るためには、以下の3つのポイントをしっかり抑えておきましょう。
【1】申し込みは1社ずつ
おまとめローンに申し込んだという情報は、ほぼすべての貸金業社で共有されます。そして、短期間のうちにあまりに多くの申し込みをしていると、「よほど切羽詰まっているのか」「他社も落ちたのに本当に大丈夫か」という疑問を持たれ、通るはずだった審査も落ちやすくなります。
そのため、申し込みは一気に複数社に行うのではなく、通りそうなところから1社ずつ申し込みを行っていくことをおすすめします。
【2】申込時にミスをしない
申込時に申告した内容に誤りがあると、それが原因で落ちる可能性があります。嘘の申告をしてしまうことはもちろん、うっかりミスをして誤った情報で申し込んでしまうと「虚偽の申告」と捉えられ、一発で審査に落ちる可能性もあるのです。
おまとめローンのときに注意すべきなのが、他社からの借り入れ状況です。複数社から借り入れを行っていて、どこからいくら借りているか把握できなくなっている方もおられると思いますが、きちんと整理をした上で申し込みをすることが重要です。
【3】きちんとおまとめローンと申告をする
おまとめローンの中には商品が分かれていないケースも多いので、きちんと「おまとめローン」だと申告しましょう。
申込時に「利用用途」の選択肢があればそれを選択、なければ電話での申し込み確認時などに申告します。申告がなければ、「この人こんなにたくさんの会社から借金しているけど大丈夫か」と思われてしまいます。おまとめローンであれば「まとめたい」という事情を理解してもらえます。ポイントは申し込みのタイミングで「おまとめローンです」とはっきり伝えることが大切です。
おまとめローンの返済方法

おまとめローンの返済方法で、おすすめしたいのは口座引き落としです。この方法が最も失敗が少ないと言えるでしょう。また、よく利用されているのはATM返済です。
借入先や提携コンビニのATMで好きな時間に、好きな金額の返済ができますし、毎月の指定額よりも多く返済する分には問題ありませんので、繰り上げて返済することもできます。
その他、手数料がかかる場合がありますが、銀行振込による返済方法もあります。この場合、事前に業者に「銀行振込で返済します」と連絡を入れておくとスムーズです。
【銀行系】おまとめローンの選び方

昨今、銀行のカードローンはまとめるのが難しくなったと言われています。理由としては、「多くの銀行カードローンの審査が厳しくなった」「消費者金融のおまとめローンの条件が良いとは言えない」などがあげられます。
ただし、その中でも「イオン銀行」は以前とあまり姿勢を変えなかったことから、根強い支持を得ています。また、多くの方が適用される最高金利が「13.8%」とかなり低く、金利を下げてまとめることが可能です。
イオン銀行

- 金利:3.8%~13.8%
- 審査スピード:口座があれば最短即日(なければ5日程度)
- 限度額:800万円
イオン銀行には別に「おまとめローン」というサービスもありますが、基本的に書類の提出が全てWeb上で簡単にできてしまう「カードローン」の利用がおすすめです。カードローンでもおまとめには十分対応していますし、金利もほぼ変わりません。
住信SBIネット銀行

- 金利:0.99%~14.79%
- 審査スピード:口座があれば最短即日(なければ5日程度)
- 限度額:1,200万円
住信SBIネット銀行『MRカードローンは、住信SBIネット銀行のカードローンですが、金利面、限度額で圧倒的に優れており、他の銀行ほど審査は絞られない傾向にあるのでこちらもおすすめです。
こちらのカードローンは高い額になればなるほど金利も下がり、最低金利が1%を切ります。その金利で借りられる人はごく一握りの方ですが、信用に自信がある方にとっては、イオン銀行よりもいい条件で借りることができます。
【消費者金融系】おまとめカードローンの選び方

銀行以外にも消費者金融のおまとめローンがありますが、これらはあまりおすすめできません。理由は、「金利」が良くないからです。
おまとめローンを考える方の大半が「まとめることで金利を下げたい」と考えています。そんな中で、消費者金融のおまとめローンは金利が高めのものが多く、「おまとめをしたら金利が上がった」と言うことにもなりかねません。まずは、消費者金融に申し込むのではなく、銀行に申し込みを行いましょう。
ただし、以下のような方は消費者金融でまとめてしまっても良いと言えます。
- 銀行のカードローンに2社以上連続で落ちたとき
- どうしてもすぐにおまとめをしたいとき
消費者金融は条件については若干劣るものの、銀行ほど審査が厳しくなく、また即日融資もしてくれるなど対応が早いのが魅力です。
消費者金融を利用する際は、本当におまとめが必要かを考えた上でそれでも必要なら、以下の消費者金融の中から選ぶことをおすすめします。
アコム

- 金利:7.7%~18.0%
- 審査スピード:最短即日
- 限度額: 300万円
アコムの「貸金業法に基づく借り換え専用ローン」は、三菱UFJフィナンシャル・グループの消費者金融です。最短で即日おまとめの融資を受けることが可能なので急いでいる方におすすめです。
無人契約機で契約をすることも可能なので、8:00~22:00(※年末年始は除く)の時間帯に無人機に行き、営業時間内に契約が完了すれば即日融資が可能です。
アイフル

- 金利:12.0%~17.5%(かりかえMAX)、12.0%~15.0%(おまとめMAX)
- 審査スピード:最短即日
- 限度額: 500万円
大手消費者金融のアイフルのおまとめ商品である「かりかえMAX」、「おまとめMAX」もおすすめです。大手の消費者金融の中でも最も熱心におまとめをアピールしているのがこのアイフルです。
「かりかえMAX」と「おまとめMAX」は以下のように分けられています。
- かりかえMAX:アイフルを使ったことがない方。
- おまとめMAX:アイフルを使ったことがある方、使っている方。
金利も12.0%~17.5%(おまとめMAXの場合は12.0%~15.0%)と一般のアイフルよりも安く借りられる可能性が高いサービスですが、審査は銀行よりも通りやすいので「まとめたいけど審査がちょっと不安」という方にもおすすめです。
借り入れ後に気をつけておきたい点

【1】一本化したことで借金が減ったと勘違いしてしまう
他社の完済手続きをすることは、「借金がなくなった」という錯覚を起こしてしまいがちです。しかし、当然ながら借金がなくなったわけではありません。これからも返済が続いていくことを自覚することが大切です。
【2】追加利用しない
銀行カードローンでおまとめする場合、総量規制の対象外となるため、年収の制限がなく借り入れすることができます。その際、総借入額以上を借りてしまうこともあります。
合計100万円の借り入れをおまとめするのに、130万円を借りたりするケースです。そうするとこの場合2つの誘惑が発生します。
- あと30万円自由に使える
- おまとめすることを後回しにして使ってしまう
1の場合は、借金癖の強い方に多く見られます。
引き出しできるお金に余裕があるとついつい使ってしまいます。そうなるとおまとめする目的からそれてしまって、逆に借金が増えるという結果になってしまいます。
2も同じように自分の欲を抑えきれずに使ってしまうパターンです。
きちんと複数社の借り入れを完済して1社にまとめればいいのですが、目先の大金に欲望を抑えきれずに「これぐらい使っても後で返せばなんとかなる」という思考に陥りがちです。
「銀行の場合」と述べたのは、消費者金融のおまとめ専用ローンと銀行ではおまとめする仕組みが若干異なるからです。おまとめした後に、元の借入先へどういう風に完済するのかが違います。その内容を以下に簡単に説明します。
- 消費者金融のおまとめローン:債務者の代わりに他社の借り入れを完済してくれる
- 銀行:複数の借入先には債務者自身で完済しなければいけない
銀行でおまとめする場合は、「総量規制の対象外なので余計に多く借り入れしてしまう」もしくは、「完済は自分で行うので元の借入先への完済が後回しにしてしまう」ということになりかねません。
すべての借金を完済できる強い意志がある方であればいいのですが、銀行でおまとめする場合は、大金を入ることでつい使ってしまい、借金が減るどころか逆に増えてしまうリスクもあるので注意が必要です。
【3】支払総額に注意する
返済額を減らすことを目的として「おまとめローン」を利用したとしても、それによって「返済期間が長くなる」場合があるということを忘れないようにしてください。
返済期間が長くなる、つまり利息を支払う期間が延びるということになるので、場合によっては利息の負担は前より大きくなる可能性もあります。きちんと返済計画の全体の流れを把握し、無駄を少なくすることが大切です。

トータルマネーコンサルタント/CFP(R)認定者/第一級ファイナンシャルプラン二ング技能士
(資産設計提案業務)/DC(確定拠出年金)プランナー/住宅ローンアドバイザー/証券外務員
30歳を機に苦手だった経済分野を克服したいという思いから、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格、CFP資格を取得すると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。
主に個人を相手にお金に関する相談、及び提案設計業務を提供するとともに、資産運用講師なども手掛ける。
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お金を借りることを周囲にバレたくない?
収入証明書の用意はできますか?
返済日は自分で決めたい?
申し込みはWEBで完結させたい?
明細は郵送でなくWEB上で確認したい。
借入場所が多いほうが良い?
プロミスは三井住友銀行グループに属する大手消費者金融会社のサービスブランドです。
信頼性の高い三井住友グループの一員であるという点から、プロミスに対する信頼度も高くネームバリューもあるため、安心してカードローンを利用することができると言えます。
フリーキャッシングや女性向けのレディースローン、おまとめローン、自営者向けカードローン、目的ローンなど、利便性の高い商品を幅広く用意しています。また、業界では初めてゆうちょ銀行と提携したり、三井住友VISAプリペイドカードへのチャージサービスを導入したりするなど、利用者にとって便利で使いやすいサービスを提供しています。
プロミスのカードローンは、20歳以上で69歳の安定した収入のある方であれば、申し込みが可能できるため主婦や学生、年金受給の方でも、パートやアルバイトなどで安定した収入があれば申し込むことができます。
また、PCやスマートフォン、携帯電話で24時間365日申し込みができ、即座に入金が反映される「瞬フリ」というサービスがあります。
これは三井住友銀行の銀行口座か、ジャパンネット銀行の口座があれば24時間最短10秒で融資を受けることができ、土日祝日や夜間のキャッシングも可能です。
更に返済期日は、5日、15日、25日、末日から、自分の都合が良い日にちを選択することができ「口フリ(口座振替)」や「プロミスATM」、「提携ATM」など、利用者の都合に合わせて選ぶことができます。
CMなどで「はじめてのアコム」というフレーズを聞いたことのある方は多いかもしれません。このフレーズの通り、アコムはカードローンの利用が初めての方にピッタリの商品です。
アコムカードローンは、初回30日間金利0円、24時間365日借り入れ可能、スピーディーな審査など、初めての方でも利用しやすいサービスを展開しています。
最大の特徴は、融資までが非常にスピーディーな点です。
最短30分という早さで審査結果が届き、受付が受理されてからは最短1分で、振り込みが完了します。
また、スマートフォン・携帯電話・パソコンから、24時間いつでも利用することができ、アコムの店舗ATMも24時間営業のため、いつでも借り入れ・返済が可能です。更に、自宅や勤務先の近くにあるコンビニエンスストアのATMや、提携金融機関のATMからも借り入れができます。
申し込みもWEBで全て行うことができ、明細もWEB上で確認できるため、周囲に内緒で申し込むこと可能です。
返済についても口座振替(自動引き落とし)かそれ以外の返済方法かで返済日が異なりますが、口座振替(自動引き落とし)以外の場合は、ある程度自由に返済日を選ぶことができます。
是非一度お試しください。
竹中直人のCMでおなじみの、三井住友銀行グループのモビット。
銀行口座を持っていなくても利用できる、とても便利なカードローンです。
書類さえ揃っていれば10秒で審査がうけられることや、即日融資が受けられることも特徴として挙げられます。
満20歳以上69歳以下で安定した収入のある方であれば利用できますが、無職、専業主婦、年金以外の収入がない方は利用ができません。
申し込みから利用できるまでがとても早いのがモビットの大きな特徴です。
まず、webでできる簡易審査は、約10秒で審査結果を表示してくれます。
「web完結申込」を利用すると、本申込から実際に利用できるまで最短30分です。
また、急ぎの融資を希望する方専用に、フリーコールの窓口を設けています。申込完了後すぐに電話をすることで、すぐに審査を開始してくれます。
返済日に関しても5日、15日、25日、末日から選ぶことができ、都市部の銀行ATMや全国のコンビニエンスストアの端末・店頭等で利用することができます。
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、2007年に発売された個人向けの金融商品(無担保ローン)です。
担保・保証人不要で申し込みができる無担保ローンで、資金使途は原則自由(事業性資金を除く)です。
限度額の範囲内で繰り返し利用でき、コンビニATMで気軽に借り入れや返済が可能です。
バンクイックの金利は年1.8%~14.6%と銀行ならでは安心の金利で、利息の支払いを少しでも抑えたい方に選ばれています。
また、口座を持っていないと申し込みできない銀行カードローンが存在する中、三菱東京UFJ銀行カードローンは銀行口座不要で申し込みが可能です。
申し込みもインターネットでの24時間受付や、三菱東京UFJ銀行店舗内のATMコーナーに設置されているテレビ窓口(無人契約機)が9:00~21:00(土日、祝日は9:00~17:00)まで営業しており、審査を通過した後ならバンクイックカードの即日発行、受け取りも可能です。
更に、全国にある三菱東京UFJ銀行のATMだけではなく、提携コンビニATM(セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM)の利用手数料もバンクイックカードを利用した際は無料で借り入れできるため、様々なメリットがあります。
三井住友銀行は、三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行と並ぶ日本の三大メガバンクの一つです。
その三井住友銀行が提供するカードローンは「返済利息額を上回れば返済額の自由設定」が可能で、任意返済を希望の方は、ボーナスなど臨時収入で返済もできます。
三井住友銀行カードローンの大きな特徴は店舗に併設されているローン契約機(ACM)で、申し込み~借り入れまで完結できてことです。
さらに、このローン契約機(ACM)は土日でもローンカードを発行でき、Web上での申し込みが可能で、土日・祝日でも受け取ることができます。
また、三井住友銀行ATMだけでなく、イーネットATM・ローソンATM・コンビニATM・ゆうちょ銀行ATMでも利用手数料や時間外手数料も無料で利用できます。
申し込みに関しても、銀行口座の開設なしで行うことができるため、銀行カードローンの中では、比較的スムーズに融資を受けることが可能です。
返済を行う際も毎月5日、15日、25日、末日(銀行休業日の場合は、翌営業日)に前月の約定日の借入残高に応じて返済できるため、利用者の都合に合わせて選ぶことが可能です。
ただし、学生さんや専業主婦の方は、安定した収入が本人にない場合は利用ができないため注意が必要です。
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