ペイジー(Pay-easy)とは?支払い方法やメリット・デメリットを解説
ペイジー(Pay-easy)による支払い方法とは?
みなさんは、ペイジー(Pay-easy)と呼ばれる支払い方法をご存じでしょうか。ペイジーを活用すれば、これまで当然のように銀行などの金融機関に赴いて支払いや決済をしていた状況が一変し、インターネットから気軽に支払いができます。
インターネットバンキングの登場と相乗効果を生み、注目されているペイジーは、銀行の平日15時までの営業時間や、家から離れた金融機関の支店に赴く手間、待ち時間などの常識を大きく変えました。そんなペイジーの存在を、さまざまな角度から見ていきましょう。
今回は、ペイジー(Pay-easy)の支払い方法やメリット・デメリットについてご紹介します。
ペイジー(Pay-easy)とは
ペイジーとは、公共料金などの支払いを手軽に行えるサービスです。
支払いに必要な番号を、ATMやパソコン・スマートフォンで入力するだけで、24時間365日、いつでも支払いをすることができます。ペイジーが登場したおかげで、金融機関での手続きを何時間も待つことも、窓口の空いている15時までに急いで足を運ぶ必要もなくなりました。
ペイジー(Pay-easy)の仕組み
まず、ペイジーがどのような仕組みで成り立っているのかをお伝えします。
ペイジーの登場前、金融機関と決済会社は個別のシステムを構築し、紙や磁気媒体にもとづいた個別のネットワークで運営していました。しかしトラブルも多く、効率化の面でもさまざまな課題がありました。
そこで、規格を統一化した「マルチペイネットワーク(MPN)」が登場し、このネットワークを基本として構築されている決済サービスがペイジーです。決済(Pay)を簡単(easy)に、というネーミングもとてもキャッチーで、イメージを持ちやすいですね。
ペイジー(Pay-easy)の利用件数
現在、どれくらいの方がペイジーを利用しているのでしょうか。
ペイジーの利用件数は、平成29年度の最新データで約7,132万件。決済金額は17.5兆円に到達しています。関税や国税の決済場面における利用増加や、品川区や長野県における決済への導入により、前年比で105%から110%の伸長度で、右肩上がりに利用実績が伸びています。
また、金融機関にて税金納付をするときに、コードを入力して決済完了しているのはMPNを活用している場合も多く、利用者側から見ると「知らないうちに」MPNを利用している、というケースも少なくなりません。
ペイジー(Pay-easy)でどんなことができるの?
では、ペイジーでどのようなことができるのでしょうか。
支払利益が「即座に」収納機関に反映される
金融機関の窓口のほか、ATMやインターネットバンキングでペイジーを使うと、即座に支払い事実を通知することができます。
例えば、「今日までに納付しなければならない。コンビニに行くことはできるけれど着金は明日になる」といった経験をした方もいるでしょう。
ペイジーでは、「即時決済」を実装しているため、極端な話23時59分に決済してもその日の決済として認められます(実際には決済の認証などに時間のかかることがあるため、可能な限り早めの決済手続きをするようにしましょう)。
収納機関と金融機関の伝達を「データ」で伝達する
このスピード感を実現するために、ペイジーは収納機関と金融機関の間において、データでの伝達を実現しています。したがって、リアルタイムで支払った履歴の共有が可能です。
口座振替のサービスも実装
これらの機能を応用し、異なる金融機関において「口座振替のサービス」としてペイジーは活用されています。いままで異なる金融機関の間では、入金と着金のタイムラグや、入金の事実が共有されず電話やFAXでのやり取りが必要といった手間が生じていました。入金と着金の時間に差異があると、支払者と受取者ですれ違いが発生する可能性があり、日常業務にも悪影響をもたらします。
ペイジーの登場によって、これらのネガティブな要素は取り除かれ、異なる銀行間でもスムーズに口座振替のサービスが利用できるようになりました。
利用者視点と企業視点から見た際のペイジー(Pay-easy)でできること
前項では、ペイジーがどのような機能を持っているのかをご説明しました。ここでは、一般利用者やペイジーを導入している企業・自治体の視点から見た場合の、ペイジーでできることをご紹介します。
公共料金や税金の支払いと支払い情報の即時通知
コンビニが24時間営業になり、ATMやインターネットバンキングが誕生しても、長い間「公共料金や税金の支払い」だけはリアルタイムのシステムが導入されませんでした。支払期限までまだ数時間もあるのに、決済代行会社から収納会社で即時通知されないため、支払い完了を認められなかったのです。そして「支払いが翌日扱いとなり遅延金が発生した」という声も多くありました。
即時に支払いが完了するペイジーの登場で、公共料金の支払いが遅れるなどの事態は解決され始めています。
オンライン上での口座振替契約の申し込み
異なる金融機関間の申し込みにおいても、ペイジーは役立っています。
これまで、振替手続きを異なる金融機関で行った場合、1~2日間のタイムラグが発生するケースが多くありましたが、ペイジーがこれを解決します。日本国内でどれだけ離れていても、リアルタイムで入金・着金の処理ができるため、送金や金融機関を介した支払いに大きな利用価値があります。
口座振替データ伝送サービスによる処理時間の短縮
ペイジーの一般利用者の方にとっては、「見えない部分」かもしれませんが、ペイジーが持つ大きな特徴のひとつ「口座振替データ伝送サービス」です。
これは、利用データをやり取りする仕組みで、ペイジーでは利用データのやり取りを磁気媒体ではなく、データを使って行います。ペイジーの特長である「マルチペイメントネットワーク(MPN)」を使って、着金を即座に利用企業に伝達することができます。
これは、ペイジーを利用する会社にとって、以下の2つの面でメリットがあります。
入金確認に時間をかけず即座にサービスが実行できる
ペイジーを活用すると、着金確認をリアルタイムで進めることが可能です。これは利用者にとっても企業側にとってもメリットになります。
利用者にとっては、入金をもって支払い手続きが完了するため、企業の返答や支払い後に利用可能となるサービスの開始が遅れると困ります。一方、企業側にとっては着金ができない以上はどうすることもできません。
その点、ペイジーは入金確認に時間がかからないので、即座に利用者へサービスを提供・実行することができます。
着金確認に人手を割かなくて済む
磁気媒体などによる決済やデータ確認は、受け取りや管理などで人手という「リソース」を必要とします。しかし、ペイジーならリソース不足を改善することができるため、会社側にとっても重宝されています。
ペイジー(Pay-easy)の支払い方法・使い方
ペイジーの使い方や注意する点を確認してみましょう。
1.支払いに必要な番号を確認
まずは、支払い別に設定されている、ペイジーに入力する番号を確認します。公共料金の支払票であれば、支払用紙に記載されています。その他の利用用途の場合も、ペイジーの番号として明記されている場合が多いため、確認するようにしましょう。公共料金の支払用紙には、多くの羅列番号が記載されていますが、ペイジーのロゴが記載されている箇所が支払いの番号です。
2-1.ペイジー対応ATMを利用
ATMで支払いをする場合は、ペイジー対応ATMに向かいます。金融機関の窓口が開いている必要はなく、ATMが稼働していれば十分です。最近のATMは窓口と分離されて、24時間利用できる場合もありますが、設置場所によっては例外があるので気をつけましょう。
2-2.インターネットバンキングにログイン
ATMのほか、インターネットバンキングでもペイジーを利用することができます。日常的にネットバンクを使っている人はより便利です。
インターネットバンキングで支払う場合は、インターネットバンキングのWebサイトにログインしましょう。利用する金融機関によっては、別途トークン(本人認証を行うためのもの)が必要な場合があります。
トークンは端末で(インターネットバンキングの)申込時に付与されるか、別途送られているもので、紛失されている方も多いでしょう。紛失されている方はこれを機に、再発行を依頼するようにしましょう。金融機関によっては再発行の手数料が必要となる場合もあります。
また、各金融機関のトークンが似ていることも多いので(銀行名とロゴのみが異なるという場合も)、利用中のインターネットバンキングと異なるトークンを使っていないか注意しましょう。
3.ATMやインターネットバンキングでは番号を間違えないように
ATMの画面もしくはインターネットバンキングのWebページにて、番号を入力するときは、その番号を正確に入力しましょう。ATMに人が並んでいる場合は難しい面もありますが、一度間違えると入力を最初からやり直しになるATMもあります。早く入力することよりも、正確に入力することを意識して進めていきましょう。
ペイジー(Pay-easy)のメリット
ペイジーはリアルタイム性を持つ決済方法として、利用者の生活を大きく変えました。ここからは、ペイジーを使ったときに得られるメリットについてお伝えします。
クレジットカードを持っていなくてもインターネットで支払いができる
これまでインターネットを使った支払いは、クレジットカードを所有している人に限定されていました。ペイジーを使えば、クレジットカードを持たない方でも「インターネットバンキング」を利用できるようになりました。
クレジットカード情報を渡さずに支払いができる
クレジットカードを使って決済をするときは、クレジットカード番号を通知するため、セキュリティの不安が伴います。ペイジーは、支払い案件ごとの番号制であり、かつ利用者の個人情報とは紐づかないため、高いセキュリティを維持することができます。
入力項目が少ないので手続きがラク
そして、ペイジーの革新的なところは、入力項目が少ないところ。番号を入力すると、支払者の氏名や支払い内容などが自動的に出てきます。ATMで後ろに人が並んでいる状態で、このように時間短縮をすることができるサービスはとても楽です。
銀行窓口やコンビニのレジに並ぶ必要がない
ATMに並ぶ時間を省略できることは、ストレス軽減にもつながります。
特に、金融機関の窓口は15時までという短い営業時間ですし、場合によっては10人20人並んでいることも珍しくはありません(一部の金融機関は17時まで。また、今後各金融機関において営業時間が拡大基調にある)。コンビニも、コーヒー1本購入するために並んでいる方がいるなかで、後ろからの視線に耐えながら公共料金の支払い手続きをするのは気を遣います。ペイジーを使うことで、銀行やレジに並ばずに済むことは大きなメリットです。
時間を問わずに支払いができる
ペイジーは、インターネットバンキングを利用することで、時間を問わずに支払いが可能となります。モバイルやタブレットからも支払い可能です。窓口に並ばずに支払いをできることは、生活時間も多様化した今日において大きなメリットがあります。
ペイジー(Pay-easy)のデメリット
ここから反対に、ペイジーの持つデメリットについて考えてみましょう。
手数料がかかる場合がある
「無料」というイメージが強いペイジーですが、一部手数料が必要となる場合があります。公共料金の支払いにおいては無料ですが、民間企業で利用している場合は手数料が発生する場合があるため、それぞれの企業のホームページなどで確認するようにしましょう。
また、ATMを時間外(多くの金融機関では平日18時以降および土日祝日)利用する場合は、時間外手数料が必要となるケースがあります。
クレジットカードのようなポイント還元がない
クレジットカードのように個人情報を伝達しないことで、セキュリティが担保されるペイジーですが、クレジットカードの魅力である「ポイント」還元がないことも理解しておきましょう。クレジットのポイントを活用して特典を受け取ったり、マイルや鉄道のポイントとなったり、といった副次的効果は期待できません。ペイジーの手軽さとポイント、どちらをとるかの判断も必要です。
インターネットバンキングの口座を持っていないとインターネット上で支払いはできない
ペイジーを金融機関以外で活用するには、ネットバンクの口座を所有していないと利用することができません。ATMなどでの支払いは誰でもできますが、ペイジーでインターネット支払いをしたい場合はネットバンクの口座を用意する必要があります。
ペイジー(Pay-easy)利用不可のインターネットバンキングもある
ペイジーの利用ができないインターネットバンキングも存在します。例えば、翌日までの支払いをペイジーで行おうとして、気がつけば対象外だった……。そのような事態を避けるためにも、自身のインターネットバンキングがペイジーの対象かどうか事前に確認するようにしましょう。
ペイジー(Pay-easy)なら支払いも簡単!パソコンやスマートフォンからの利用も楽々
今回は、ペイジーの支払い方法やメリット・デメリットについてご紹介しました。
ここ数年で一気に浸透したペイジーは、支払いに必要な番号をATMやパソコン・スマートフォンから入力するだけで、24時間365日、いつでも気軽に支払いができます。ペイジーが登場したおかげで、金融機関での手続きや待ち時間の手間が軽減されました。
利便性の高いペイジーですが、ポイントが貯まらない、インターネットで支払いたい場合は対応するインターネットバンキングが必須、手数料がかかる場合があるなどの注意点もあります。ペイジーを実際に利用するときに慌てないように、自分自身が開設しているインターネットバンキングが対象かどうかなどの事前確認を行い、活用してみてはいかがでしょうか。

AFP(R)認定者/…株式会社FP-MYS代表
FP-MYS代表。相続×FintechプラットフォームLettePla開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。
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