プロパーカードを発行するメリットはある?3種類のカードを検証

プロパーカードを発行するメリットはある?3種類のカードを検証

クレジットカードの中には、「プロパーカード」と呼ばれる国際ブランドが直々に発行しているバリエーションもあります。

この記事ではプロパーカードを発行するメリットや、どんな人におすすめなのかについて解説します。

各社のプロパーカードを比較!メリットはある?

クレジットカードには星の数ほどたくさんのバリエーションが存在しますが、「プロパーカード」はそれらの中でもごく一部に限られる貴重な存在です。

まずはそもそもプロパーカードにあたるのはどのクレジットカードなのか、そして各社のプロパーカードの特徴・メリットを解説します。

プロパーカードは国際ブランドが直接手がけるクレジットカード

プロパーカードという言葉は「カード会社が自社で発行しているクレジットカード」の意味で使われることもありますが、基本的には「国際ブランドが自ら手がけたクレジットカード」のことです。

「カード会社が自社で発行するクレジットカード」はイオンカードや三井住友VISAクラシックカードなども該当しますが、「国際ブランドが自ら手がけたクレジットカード」に該当するのは以下の3つです。

  • JCBカード
  • ダイナースクラブカード
  • アメリカン・エキスプレス・カード

VISAやMasterCardは自社が直接発行するクレジットカードがないため、プロパーカードは存在しないことに注意しましょう。

JCBカードはランクアップに対応!キャンペーンや旅行サービスも充実

JCBカードには、以下のバリエーションがあります。

  • JCB一般カード
  • JCBCARD EXTAGE(30歳以上でJCB一般カードに自動更新)
  • JCBゴールド
  • JCB GOLD EXTAGE(30歳以上でJCBゴールドに自動更新)
  • JCBゴールド ザ・プレミア(招待制、JCBゴールドから切替可能)
  • JCBプラチナ
  • JCB ザ・クラス(招待制、JCBゴールド以上から切り替え可能)
  • JCB CARD W/plus L(39歳以下限定)

一定の年齢を超えるとカードが切り替わるものや、対応するカードを使っていると招待が届いて入手できる上位ステータスのカードが存在するのが特徴です。

JCBのプロパーカードを持っていれば将来的にステータスが高いクレジットカードを手に入れられるのは、大きなメリットです。

またJCBのプロパーカードはキャンペーンの充実度が高く、新規入会時だけでなく入会後も様々なキャンペーンを利用し、お得に活用できます。

  • 新規入会時に最大11,000円分のOkiDokiポイントを獲得できる
  • ディズニーランドの完全貸切を利用できる「JCBマジカル2018」
  • キャンペーンエントリーにより最大10,000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーン

さらにJCBカードは旅行者向けの特典が充実していることも見逃せません。

空港や海外旅行先で優待や割引を受けられたり、海外の専用デスクで現地の情報をチェックできたりします。

ダイナースクラブカードは利用限度額に一律の制限なし

ダイナースクラブカードには、主に以下のバリエーションがあります。

  • ダイナースクラブカード
  • ダイナースクラブ プレミアムカード(招待制)

ダイナースクラブカードを活用していれば、将来的に招待制のダイナースクラブ プレミアムカードに入会できるしくみです。

ダイナースクラブカードは、利用限度額に一律の制限が設定されていません。

会員ごとに利用可能枠は設定されますが、事前に連絡をしておくことで、必要に応じてクレジットカードを使って車や家の購入など、高額な出費を行うことができます。

ステータスが高いため年会費が高額

デメリットはステータスが高い代わりに年会費が高額なことで、通常の「ダイナースクラブカード」は22,000円(税抜)、ダイナースクラブ プレミアムカードに至っては130,000円(税抜)です。

利用者の負担額が大きいこともあり、ダイナースクラブカードは本当に活用できる人にのみ使いこなせるクレジットカードです。

アメリカン・エキスプレス・カードは海外旅行関連の充実した特典が魅力

アメリカン・エキスプレスのクレジットカードには、主に以下のバリエーションが存在します。

  • アメリカン・エキスプレス・カード
  • アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(招待制)
  • アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(招待制)

招待制のカードがあり、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード等を使用してカード会社側が独自に設定している何らかの条件を満たせばカードをランクアップさせることもできます。

特徴は旅行関連の特典が充実していること

アメリカン・エキスプレス・カードの特徴は通常カードも含めて旅行関連の特典が充実していることで、専用デスクで旅行の手配ができたり、国内外の空港ラウンジで休憩したりすることができます。

プロパーカードはどんな人におすすめ?

ここからは、プロパーカードはどんな人が利用するべきかを解説します。

プロパーカードは必ずしも万人向けの選択肢とは言えません。自分にはプロパーカードが向いていると感じたら、プロパーカードを選びましょう。

将来的にゴールドカードやプラチナカードなどへ切り替えたい人

今回紹介したJCB、ダイナースクラブ、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードの中には、招待制のステータスが高いカードに切り替えられるものもあります。

将来的に手に入れたいと考えているならおすすめ

クレジットカードを日々活用し、将来的には特典が充実していてステータスも高い豪華な上位カードを手に入れたいと考えている方は、プロパーカードを発行するのがおすすめです。

カードデザインを重視する人

クレジットカードの中には、カードデザインが安っぽいものだったり、特定のお店の名前が大きく記載されているなどして他の店舗で使いづらいと感じたりするものもあります。

上品なデザインのカードが多い

プロパーカードなら余計な絵柄などは基本的になく、ひと目で分かる国際ブランド独自の上品なデザインがなされていて、どこで出しても恥ずかしくありません。

どこに言っても胸を張って活用できるカードデザインのクレジットカードを手に入れたい人にも、プロパーカードがおすすめです。

同じカードを末永く活用したい人

クレジットカードは沢山の種類がありますが、例えば特定のお店向けのクレジットカードや流行に則った特典・絵柄のクレジットカードは、将来的に発行されなくなるケースがあります。

  • 国際ブランドが直々に発行しているプロパーカードなら同じカードが長い間発行され続けるため、末永く利用し続けられるのも魅力です。

同じカードを長い間使いたい人も、プロパーカードを選ぶのが良いでしょう。プロパーカードを長期間使い続ければ、将来的に上位のカードに切り替えられる日も来るかもしれません。

普段の生活における豪華特典や年会費の安さ重視の人にはあまりおすすめできない

反対にプロパーカードの利用をおすすめできないのは、高還元率や特定のお店での割引などの豪華な特典や安価な年会費を求める人です。

日常生活での割引などの特典は少なめ

今回紹介した3社のプロパーカードは海外旅行系の特典こそ充実していますが、普段の日常生活における割引などの特典はやや少なめです。

また年会費も、JCB CARD Wが39歳まで無料で使えるなど例外はあるものの基本的に有料です。

特にダイナースクラブカードやアメリカン・エキスプレス・カードはもれなく1万円以上の高額になるので、クレジットカードの所有に負担をかけたくない人には不向きとなるので注意しましょう。

特典やステータスのメリットを重視する人はプロパーカードを検討しよう

各社独自の特典やステータスの高いクレジットカードを求める人におすすめなのが、国際ブランドが自ら手がけるプロパーカードです。

今回解説した特徴に魅力を感じた方は、プロパーカードを検討してみてはどうでしょうか。

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