デビットカードとクレジットカードの違いは?サービス内容を徹底比較!
デビットカードとクレジットカードの違いを教えて!
クレジットカードとデビットカードは一見どちらも変わりなく使えるように見えますが、しくみがまったくと言っていいほど異なっています。
この記事では、デビットカードのクレジットカードの違いを徹底比較します。
デビットカードとクレジットカードの違い①請求タイミングが異なる
デビットカードとクレジットカードの最も大きな違いは、カードで支払いを行った際に利用金額を請求されるタイミングです。
デビットカードは即引き落とし、クレジットカードは後日の引き落としになります。それぞれチェックしていきましょう。
デビットカードでは、カードを使えばすぐに代金が引き落とされる
デビットカードは、カードで支払いを行うとすぐに利用金額が連携している銀行口座から引き落とされます。
例えばコンビニで100円のガムを購入すると、レジでカードを提示して支払い手続きを行ったタイミングで、銀行口座から100円が引き落とされるのです。
ちなみにデビットカードの中には、利用金額をメールで知らせてくれるものもあります。例えば三菱UFJデビットでは、登録済みのメールアドレスに通知が届きます。
即座に全額が引き落とされるので、分割払いはできない
デビットカードの弱点としても挙げられますが、即座に利用金額が引き落とされるシステムである都合上、分割払いをすることはできません。
コンビニやスーパーなどの実店舗でデビットカードを使う際は、「一括払い」を指定しましょう。分割払いを選んでも、決済はできません。
デビットカードなら使いすぎる心配がない
デビットカードでは利用金額が即座に引き落とされますが、結果的に「絶対に口座の残高以上は支払えない」ので、使いすぎの心配がありません。
「クレジットカードがあるとついついお金を使いすぎてしまう心配がある」という方は、デビットカードを発行しましょう。
使いすぎを防げるので、延滞などの余計なトラブルは起こりません。
デビットカードなら審査も不要、年齢制限も緩い
クレジットカードは、入会時に審査が必要です。「後払い」なので一旦利用金額をクレジットカード会社が支払うことになる関係上、利用者の信用が重要となるためです。
しかしデビットカードは本人があらかじめ持っている銀行口座の残高から支払うしくみなので、後払いにはならないために審査不要で入会できます。
またクレジットカードは少なくとも18歳以上でなければ発行できませんが、デビットカードなら15歳以上(中学生不可、スルガ銀行の場合)など、年齢の制限も低めです。
二重引き落としや登録エラーのトラブルに注意
デビットカードは代金をすぐに引き落とされるシステムですが、利用先によっては代金が二重に引き落とされるトラブルが発生したり、支払先に設定できなかったりするデメリットもあります。
「クレジットカードと同じように使える」もののあくまで別物なので、クレジットカードと同様に決済処理をしようとして内部でエラーが起こってしまうのです。
二重引き落としの際はデビットカードを発行した会社に連絡するなどすれば対処してもらえるので、トラブルの際は連絡を行いましょう。
支払先にデビットカードを登録できないサービスは、クレジットカードを用意してクレジットカードで支払うしかありません。
クレジットカードは1ヶ月間の代金がまとめて翌月などに引き落とされる
クレジットカードは、1ヶ月間の支払額をまとめて後から引き落とすシステムが採用されています。
請求タイミングは翌月末など、カードごとに設定されています。
一括だけでなく、分割やリボ払いもできる
後払い式のクレジットカードは、一括払いだけでなく毎月均等額+手数料を支払う「分割払い」や、毎月一定額+手数料を支払う「リボ払い」も利用できます。
一度に支払いきれず、数ヶ月間かけて購入費用を支払う必要がある高額な商品を買いやすいのが、クレジットカードのメリットです。
残高はしっかり把握しておくことが重要
クレジットカードは後からまとめて利用金額を引き落とすシステムです。
正しく使わなければ、いつの間にか口座に預金されている残高以上の金額を使ってしまっていて、残高を引き落とせないトラブルが起こってしまうこともあります。
クレジットカードは設定されている利用限度額まで自由に使えますが、残高を把握して適切に使うことが重要です。
もしも支払い遅延を起こしてしまうと、最終的に高額な手数料がかかったり、強制解約となりクレジットカードを使えなくなってしまったりします。
デビットカードとクレジットカードの違い②ポイントサービスが異なる
デビットカードとクレジットカードの2つ目の大きな違いは、ポイントサービスです。
デビットカードは還元率が低めな物が多くなりますが、クレジットカードはしっかり選べば高還元率でポイントの使い道も豊富です。
デビットカードは還元率が0.2~0.5%程度で低め
デビットカードは、支払い金額に対する還元率が0.2~0.5%程度とかなり低めな傾向にあります。
主なデビットカード5種類の還元率を表にまとめたので、ご覧ください。
三井住友銀行 | 0.5%(SMBCポイント) 0.25%(現金キャッシュバック) |
---|---|
三菱UFJ銀行 | VISA:0.2~0.6%(現金キャッシュバック) JCB:0.3~0.5%(OkiDokiポイント) |
みずほ銀行 | 0.2%(現金キャッシュバック) |
ジャパンネット銀行 | 0.2%(現金と交換可能) |
楽天銀行 | 1%(100円利用につき楽天スーパーポイント1ポイント) |
以上のとおり、還元額は低めです。楽天銀行は唯一1%還元と高還元率ですが、口座への入金に手数料がかかるなどデメリットもあります。
また還元は現金のキャッシュバックで行われるものと、ポイントが貯まるものがあるので注意しましょう。
クレジットカードは0.5~1%程度の還元率
クレジットカードは各社でポイント還元率が異なりますが、0.5~1%などデビットカードに比べて還元率は高めです。
以下の表に主な5種類のクレジットカードの還元率をまとめました。
楽天カード | 1% |
---|---|
三井住友クラシックカード | 0.5% |
JCB一般カード | 0.5% |
リクルートカード | 1.2% |
REX CARD | 1.25% |
しっかり選べば高還元率になるのが、クレジットカードのメリットです。
支払先によっては還元率がアップすることも
クレジットカードは、専用サイトを経由して買い物をしたり特定のカードを特定の支払先で使ったりすることで還元率を高められます。
例えばビュー・スイカカードは通常0.5%還元ですが、JR東日本のサービスで利用すれば3倍の1.5%還元を受けられます。
楽天カードは、楽天市場で使えばポイントが最大3倍で3%還元を受けられます。
使い方次第でポイント還元率を高められるのも、クレジットカードの魅力です。
クレジットカードのポイントは使い道が豊富
デビットカードはキャッシュバックによる還元が主流ですが、クレジットカードは貯まったポイントを提携ポイントに交換したり、家電や食器、食品などの景品と交換したりできます。
ポイントを楽しく活用できるのも、クレジットカードのメリットです。
デビットカードとクレジットカードの違いは明確!
デビットカードは利用金額がその場で引き落とされるしくみで、楽天カードのような例外もあるもののポイント還元率は低めです。
クレジットカードは利用金額をまとめて翌月以降に引き落とすしくみで、ポイント還元率が高いことが特徴です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、必要に応じて使い分けたり、自分のライフスタイルに合うものを選んで活用したりしましょう。
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