クレジットカードで延滞するとどうなる?注意点や対処方法は?

クレジットカードで延滞するとどうなる?注意点や対処方法は?

クレジットカードの延滞にご注意!

クレジットカードで請求金額を支払えず延滞すると、強制解約になったり他のクレジットカードを作れなくなったりと様々なトラブルが発生してしまいます。

この記事では、クレジットカードの延滞の注意点や対処方法を解説します。

クレジットカードで延滞すると、強制解約の可能性あり

クレジットカードでの延滞は、絶対にしないように気をつけなければいけません。最悪の場合、カードを強制解約になってしまうからです。

まずは、クレジットカードで支払い日に請求額を引き落とせずに「延滞」してしまうとどうなるのかを解説します。

クレジットカードには毎月支払い日が設定されている

クレジットカードは、毎月末日などの締め日までにおける利用金額の合計が翌月末などの支払い日に銀行口座から引き落とされるしくみです。

クレジットカードごとに、支払い日は異なります。

カードによる支払日の違い

例えばビューカードは毎月月末日が締め日で支払い日は翌々月の4日、dカード GOLDは毎月15日が締め日で支払いは翌月10日に設定されています。

支払い日に口座に残高がないと請求額が引き落とされず、「延滞」になる

クレジットカードを利用する際は、毎月の支払日前日までに銀行口座へ残高を補充し、請求額を引き落とせる状態にしておかなければいけません。

もしも請求額の引き落としに失敗してしまったら、その時点で即座に「延滞」として扱われます。1日遅れただけでも延滞扱いになるので注意しましょう。

請求額は日が変わるとすぐに引き落とされる可能性があるので、忘れず前日中までに口座へ引き落とし分の残高を補充しておきましょう。

1回延滞すると、カードが利用停止になるなど制限がかかる場合がある

クレジットカードで延滞をした時の状況の変化は各社で異なりますが、延滞するともれなくカードが利用停止となる可能性が生じます。

もしも利用停止になってしまったら買い物などでカードを利用できなくなってしまいます。再び利用をするには、延滞している金額を支払わなければいけません。

延滞すると、再引き落とし日を知らせるためクレジットカード会社から連絡が届く

請求額を支払えず「延滞」になってしまった時は、再度クレジットカード会社が引き落とし手続きを行います。

再引き落とし日が決まったタイミングで、メールや電話などで連絡が届きます。確実にメッセージを受け取り、次の引き落としの時までに残高を用意しておきましょう。

延滞すると「延滞損害金」が発生してしまう

クレジットカードで利用金額を支払えずに延滞してしまうと、請求額に追加で「延滞損害金」が発生してしまいます。

延滞損害金は以下の計算式で求められます。

「請求金の元金」×「遅延損害金の年率」÷365×支払い日から経過した日数

注意したいのは、遅延損害金の年率はカード会社ごとに異なることです。例えば三井住友VISAカードの場合は、14.6%に設定されています。

三井住友VISAカードにおいて10 万円の請求を延滞してしまい、7日後に支払う場合は、

「10万円」×「14.6%」÷365×7=280円

以上のとおり、280円です。もしも1ヶ月(31日)遅れたら1,240円、2ヶ月だと2,480円爾まで増額されてしまいます。

2回以上延滞すると振込用紙が届いたり、督促の電話がかかってきたりする

再引き落とし日に請求額を支払わないと、次は自宅に振込用紙等が届き、自分で支払いに行かなければいけなくなってしまいます。

銀行等に足を運ぶ手間がかかってしまうので、再引き落としの期日までにしっかり請求額を口座へ確保するように気をつけましょう。

振込用紙が届いた段階ですぐに支払いを行えば、信用が大きく下がってしまうことはありません。

しかし何度も延滞を繰り返していると、結局カード会社からの評価が大きく下がってしまうので注意しましょう。

振込用紙での支払いも行わずにいると、督促の電話がかかってきてしまいます。無視すると、カード入会申し込み時に入力した他の電話番号にも連絡が届きます。

最終的にはカードを強制退会にされてしまう

督促の電話も無視していつまでも請求額を支払わずにいると、最終的にはクレジットカードが強制退会となってしまいます。

具体的には61日以上の延滞で、強制退会の通知が届きます。

強制退会になったからといって、請求額を支払わなくてよくなるわけではありません。請求はそのままで、最終的には裁判を起こされてしまいます。

また61日以内に支払いをしていても、何度も延滞している場合はカードの有効期限が切れるタイミングなどで強制退会をさせられてしまう可能性があるので注意しましょう。

クレジットカードで延滞をすると、新しくカードを作れなくなる

クレジットカードで延滞をすると、延滞の情報が信用機関に保存されます。

延滞情報は新しくクレジットカードを作る時にとても不利になります。絶対に延滞はしないよう、気をつけなければいけません。

延滞で強制退会されてしまうとブラックリストに載り、5年間は新しいクレジットカードを作れなくなる

クレジットカードを強制退会させられてしまった情報は、ブラックリストとも呼ばれる信用情報に記載されます。

クレジットカードの入会を申し込むと、カード会社は信用機関が所有する「信用情報」をチェックします。

情報を調べた時に延滞情報が記載されていると、クレジットカードの審査には通りません。

強制解約は大きなダメージ

延滞の情報は5年間残り続けるので、強制解約になると今後5年間はクレジットカードを新しく発行できなくなってしまいます。

クレジットカードがないと、ネットショッピングでの買い物や急な出費などに支払いができず困ってしまいます。

「延滞しても新しく他のクレジットカードを作れば大丈夫だろう」と思ってはいけません。

クレジットカードだけでなく、カードローンなどのローン契約もできなくなる

クレジットカードで延滞をして強制解約をさせられてしまった情報は、カードローンの審査や携帯電話の分割購入の審査、住居購入時のローンなど、様々なローン契約でも参照されます。

つまりクレジットカードで延滞をしたらクレジットカードだけを作れなくなるのではなく、他のローンももれなく新しく組めなくなってしまうのです。

なにかトラブルを起こした時や生活を円滑に進めたい時にローンを組めないと、日常生活に大いに支障をきたしてしまうので注意しましょう。

クレジットカードの請求は、絶対に期日までに支払おう

ここまで説明した通り、クレジットカードで延滞をし続けると百害あって一利なしです。

クレジットカードを使ったら、引き落とし日よりも前に確実に口座へ残高を確保するように気をつけましょう。

手元にあるお金が足りないからといって、そのままにしておいてはいけません。

自宅にある不用品を売却したり、周りの人に一時的に貸してもらったりすることで資金を確保しましょう。

延滞の結果強制解約になってしまうと、今後の生活で苦労させられてしまいます。

クレジットカードでの延滞は絶対にアウト!

クレジットカードで延滞をすると再引き落としが行われたり、振込用紙での支払いが必要になったりします。

もしも61日以上延滞を続けていると強制解約となってしまい、その後5年間は新しいクレジットカードやローン契約ができなくなってしまうので注意しましょう。

クレジットカードは延滞せず、正しく使うことが重要です。

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