カードローンの選び方は融資スピード?金利?選ぶときのポイントは?

カードローンの選び方は融資スピード?金利?選ぶときのポイントは?

カードローンの選び方

数あるカードローンを選ぶ際のポイントをご紹介

初めてカードローンを利用される方にとって、どのカードローン会社を選ぶかは、とても不安であり迷うところが多いと思います。もちろんカードローンを利用すること自体を何らかの方法で避けることができれば一番いいのですが、なかなかそうはいかないのが実情です。

カードローンを選ぶ際は、そのカード会社の金利や審査時間、申込方法や自社および提携しているATMの数、他にも手数料や返済方法などさまざまな角度から検討し、総合的に判断する必要があります。

今回は、カードローンを選ぶときのポイントについてご紹介します。

まずはカードローンの種類をチェック

カードローンの種類をチェック

カードローンを選ぶポイントの前に、まずはカードローンにどのような種類があるのかをチェックしておきましょう。

カードローンにはさまざまな種類がありますが、カードローンを扱う金融機関によってざっくり分けると、「銀行系のカードローン」と「消費者金融系のカードローン」の2つが存在すると言えます。

それぞれの主なメリットとデメリットは次の通りです。

銀行系のカードローンのメリット・デメリット

銀行系のカードローンのメリットには、まず「金利が安い」ということが挙げられます。反対にデメリットは「審査に時間がかかり、すぐにお金を借りたいという人には不向き」ということです。

消費者金融系のカードローンのメリット・デメリット

消費者金融系のカードローンのメリットは、「審査のスピードが早いため、すぐにお金を借りることが可能」ということ。一方デメリットは、「金利が高い」ことと、「本人に収入のない専業主婦の場合は借り入れが難しい」ということです。

他にもメリット・デメリットはありますが、まず自分がどのように利用して返済していきたいのかを考え、さらにはポイントごとに自分のニーズに合っているかどうかを確認していく必要があると言えるでしょう。

カードローンを選ぶときのポイント

カードローンの大まかな種類がわかったら、カードローンを選ぶときにどんなポイントに注目すればいいのかをチェックしてみましょう。

カードローンを選ぶ際のポイントをまとめると、大体次のようになります。

  • 信頼感のあるカードローンかどうか
  • 自身の職業や年齢に合っているかどうか
  • 家族にバレない申込方法のカードローンかどうか
  • 融資までのスピード
  • 手数料が安い、または無料のカードローンかどうか
  • 返済しやすさ

これらのポイントを踏まえながら、自分に合ったカードローンを選ぶことが一般的です。それでは、それぞれのポイントを踏まえた選び方をご紹介します。

大手・銀行など信頼感のあるカードローンを選ぶ

大手・銀行など信頼感のあるカードローン

カードローンを利用するのが初めてという方は、まず安心感信頼度重視でカードローンを選んでみてはいかがでしょうか。大手の金融機関であればカードローンの利用者も多く、テレビCMや公式サイトなどから金利などの条件を把握しやすく、安心です。

大手の金融機関であれば、公式サイトに返済のシミュレーションが行えるツールが用意されていることも多いため、そのようなツールを利用することで月々の返済額を確認することができるでしょう。

最近は少なくなりましたが、「即時融資可能:○○〇-○○○○-○○○○」といった張り紙や、「多重債務者でも融資可能」といううたい文句で宣伝を行っている金融業者を見かけることがあります。このような金融業者は、そのほとんどが無認可で貸し付けを行っている業者です。違法な金利や悪質な取り立てといったトラブルに巻き込まれやすいため、そのような金融業者からは絶対に借りないようにしましょう。

職業や年齢に合ったカードローンを選ぶ

職業や年齢に合ったカードローン

カードローンを利用しようと思っている方にもさまざまな職業の方がいます。毎月の収入が安定しており、ある程度の勤続年数もあり、年収も一定以上ある方であれば、銀行系のカードローンをおすすめします。

銀行系のカードローン会社はその方の収入状況を最優先して判断します。したがって、安定した収入のある方であれば審査に通りやすく、比較的簡単に借りることが可能です。

もし、現在アルバイトもしくはパート社員の場合は、銀行系のカードローンについては審査に通らない可能性があるため、消費者金融会社のカードローンの中から、審査基準の緩いものを選ぶことをおすすめします。

その他、派遣社員や契約社員など、安定した収入はあるものの勤続年数が短く、年収がそこまで高くない方については、銀行系のカードローンもしくは消費者金融会社などから、利便性が高く、申込方法も簡単なカードローンを選ぶとよいでしょう。

目安として「勤続3年以上」「年収300万円以上」で他社での借り入れ等がない場合は銀行系のカードローンの審査も通りやすいと言われています。

専業主婦の方でも、ご自身に毎月一定の収入がある場合は銀行系のカードローンに申し込むことは可能です。また、ご自身に収入がなくても、配偶者に毎月安定した収入がある場合は借り入れが可能になる場合もあります。

学生の方は原則借り入れ不可ですが、20歳以上で、毎月アルバイトなどで一定の収入がある場合は、消費者金融系のカードローンからの借り入れが可能ですので、そちらを選ぶことをおすすめします。

家族にバレない申込方法のカードローンを選ぶ

カードローンを利用することは、できれば誰にも知られたくないものです。特に家族には内緒にしたいと思われる方がほとんどではないでしょうか。

こういった意味では、銀行系のカードローンはあまりおすすめできません。銀行系のカードローンは、勤務先などへの「在籍確認」を電話で行う場合がほとんどだからです。もちろん、会社名などは伏せてくれますが、勘のいい方には気づかれてしまう可能性はあるでしょう。

それに対して、消費者金融系のカードローン会社は申込時のプライバシー保護を重視しています。例えば「在籍確認は郵送で行う」「電話連絡の際は会社名を言わない」「郵送物でも会社名は伏せる」などの工夫を行っているので、ほぼ安心して利用できると思ってよいでしょう。

ただし、学生や専業主婦の場合は収入や条件によっては親や配偶者の同意が必要となる場合があるので要注意です。

多くの消費者金融会社は、学生の場合「20歳以上で、アルバイトなどで毎月安定した収入がある場合は利用可能」としています。その場合は親の同意は必要ありませんので、自分がその条件に当てはまるのであれば利用してもいいと思います。

専業主婦の方で気を付けてほしいのは、「配偶者貸付」という制度です。専業主婦の方であっても、カードローンの利用には「毎月一定の収入がある」という条件をクリアしなければなりません。

しかし、例外として「配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸し付けは可能」という制度、つまり「配偶者貸付」があります。これには必ず配偶者の同意が必要となりますので、家族に内緒で利用するということはできないことに注意してください。

融資までのスピードで選ぶ

融資までのスピードで選ぶ

「とにかく急いでお金を借りたい!」と思われている方におすすめなのが、消費者金融系のカードローンです。

消費者金融系のカードローンは「審査時間最短30分」をうたっているものがあるなど、融資までのスピードが早いことが特徴です。融資までのスピードに重きを置くなら、消費者金融系のカードローンの中から、特に審査時間が早いものを探すといいでしょう。

ちなみに、銀行系のカードローンの審査については、2018年の1月より「即日審査・融資不可」というように厳格化されました。したがって、即日融資を希望される方は消費者金融系のカードローンしか選択肢がありません。

銀行系のカードローンの審査が厳格化した理由

銀行系のカードローンの審査が厳格化したのは、2017年2月に「13年ぶりの自己破産増加」といニュースが話題になったことからもわかる通り、安易な気持ちでお金を借りてしまい、その結果返済不能に陥ってしまう人が増えているからかもしれません。

金利が安いカードローンを選ぶ

金利が安いカードローン

カードローンを利用する際、金利の確認は非常に重要です。上限金利はいくらなのか、必ず確認するようにしましょう。きちんとした返済計画を立てることができる方であったとしても、やはり金利は少しでも低い方がいいですよね。

低金利かどうかを重視するなら、銀行系のカードローンがおすすめです。

例えば、りそな銀行の「りそなプレミアムカードローン」の金利は3.5%~12.475%と低い設定となっています。消費者金融系のカードローンの平均金利が18%となっていることからも、銀行系のカードローンのほうがかなり安く利用できることがわかると思います。

また、新生銀行の「レイク」というカードローンは無利息期間があることをうたっています。「30日間無利息」もしくは「180日間、5万円まで無利息」のどちらかを選べますので、「2週間だけお金を借りたい」「短期間で完済できる」という方はこのような無利息期間サービスの利用をおすすめします。

2018年3月の時点で消費者金融系のカードローンでも無利息期間をうたっている会社は、「アコム」「プロミス」「アイフル」「ライフティ」「新生パーソナルローン(ノーローン)」の5社です。5社それぞれに無利息期間や条件等は異なりますが、銀行系カードローンを使えない方はこちらのサービスを利用するといいでしょう。

手数料が安いor無料のカードローンを選ぶ

カードローンの手数料と言われてもピンとこない方が多いかもしれませんが、意外と見落としがちなのが、借り入れる際もしくは返済時に利用するATM利用時の手数料です。

ATMを使う際の手数料はカードローン会社ごとに異なります。常に無料の場合もあれば、そうでない場合もあります。また、「原則は有料だが一部のコンビニエンスストアなどの提携ATMだと無料」というケースもあります。しかも、利用時間帯や借り入れもしくは返済の金額によっても異なるなど、かなりの違いが見られます。

ですので、カードローンを利用する際は申込時にホームページなどで手数料についてきちんと確認することをおすすめします。

返済のしやすさで選ぶ

返済のしやすさで選ぶ

カードローンの返済方法にはいくつかの種類があります。「ATMからの返済」「口座振り込み」「銀行引き落とし」「インターネットバンキング」「店頭窓口での返済」などです。

返済方法の中で一番利用しやすいのは「インターネットバンキング」でしょう。

インターネットバンキングであれば、基本的に24時間365日対応可能ですし、手数料も無料のところが多いことも特徴です。利便性や経済面でもかなりのメリットがあると言えます。また、返済場所を選ばないので、自宅や出先であっても返済を行うことができます。

返済のしやすさを重視したいと思われる方は、インターネットバンキングでの返済を実施している会社を選ぶことをおすすめします。

最も自分のニーズに合うカードローンを選ぼう

今回は、融資スピードや金利などのカードローンを選ぶときのポイントや、カードローンの選び方についてご紹介しました。

初めてカードローンを利用する際はかなりの不安もあると思います。ですので、選んでしまってから後悔しないように、

きちんと公式サイトやサポートセンターなどを活用して必要な情報を入手し、それぞれの特徴とカードローンを選ぶときのポイントをしっかりと理解しましょう。

そして自分が重視するポイントを決め、自分のニーズに一番合うカードローンを総合的に判断することをおすすめします。

最近はお金を借りることに対する抵抗感が薄れているという実態もあるのかもしれませんが、世の中は全て自己責任です。お金を借りるならきちんと返済計画を立てることを忘れないようにしてください。それができないのであれば、安易にカードローンを利用しないようにしましょう。借金が原因で家族や周りの方に迷惑をかけてしまい、信用を失っては元も子もありません。

「自分の身は自分で守る」ということを常に意識して行動することが大切です。

新井 智美
新井 智美

トータルマネーコンサルタント/CFP(R)認定者/第一級ファイナンシャルプラン二ング技能士
(資産設計提案業務)/DC(確定拠出年金)プランナー/住宅ローンアドバイザー/証券外務員

30歳を機に苦手だった経済分野を克服したいという思いから、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格、CFP資格を取得すると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。
主に個人を相手にお金に関する相談、及び提案設計業務を提供するとともに、資産運用講師なども手掛ける。

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