10万円だけでいいから…!今すぐ10万円借りたいときにすべき3つのこと

10万円だけでいいから…!今すぐ10万円借りたいときにすべき3つのこと

今すぐ10万円必要!10万円借りるときにする3つの事

今すぐ10万円必要!10万円借りるときにする3つの事

急な出費で今すぐに10万円が必要になることもあるでしょう。1万円程度であれば家族や友人から借りることもできますが、10万円となるとなかなか切り出しにくいものです。「貸してほしい」と伝えられたところで、借りられる可能性は低いのではないでしょうか。

そのため、10万円が必要な場合、消費者金融や銀行カードローンでのキャッシングを考える方が多いはずです。ただ、キャッシングを利用するにあたり、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

そこで今回は、今すぐ10万円を借りる方法と借りる前にすべき3つのことをご紹介します。

10万円借りたいのはどんなケース?

キャッシングの用途には、生活費などの必要経費のためのやり繰り用事故や急病などによる緊急出費用自分や家族への現在および将来の投資用現状に変化をもたらすリフレッシュ用、この4つが考えられます。

では、10万円というまとまった金額を借りるとなると具体的にどのようなケースがあるのでしょうか。やり繰り用と緊急出費用の10万円に焦点をあて、いくつかの例を挙げてみましょう。

生活費が不足したとき

生活費が不足したとき

毎月数万円の生活費が足りなくなるため、1回に数カ月分まとめて10万円だけ借りておきたいと考えることがあるかもしれません。

特に、数カ月先に確実な収入が見込める場合は、その間のつなぎとして10万円程度の額にまとめたキャッシングは、審査が1回で済み金額的にも利用者の信用審査を通らないリスクが低いため、有効な方法といえます。ただ、2カ月先に必要な水道光熱費分を事前に用意しておいて、それを支払う前に別の用途に使用してしまうことが無いように気をつける必要があります。

急病やケガによる緊急入院費がかかるとき

急病やケガによる緊急入院費がかかるとき

緊急で必要になる出費には、キャッシングが頼れる味方になってくれます。私傷病(仕事中以外の病気やケガ)関連の保険に加入していたとしても保険によっては、入院後1~2日は保険が適用されないなどの条件もあり、現金が必要になる場合もあるでしょう。保険に入っていない場合はなおさらです。

家賃の延滞による取り立て

家賃の延滞による取り立て

家賃を滞納している場合、家主から「最後通告」を受け、家賃延滞の一部でも返済しなければ、退去を余儀なくされることがあるかもしれません。

この場合、一も二もなくキャッシングでとりあえずその場をしのぐ必要があるでしょう。

今すぐ10万円借りるためにすべき3つのこと

10万円を借りるとなると、数万円までのキャッシングとは異なり、返済にかかる負担が大きくなります。特に初めてのキャッシングではなくキャッシングを繰り返している場合は、なおさらです。

10万円というまとまった金額である以上、すぐにキャッシングを利用するのではなく少し立ち止まって、まずは知っておくべき情報を把握しておきましょう。

【1】キャッシングの準備から

キャッシングをする準備として、カードローン・キャッシングのためのキャッシング用カードの作成を行う必要があります。カードローンを扱っている銀行、信販会社あるいは消費者金融に申請しカードを作ります。

カードの申請

カードの申請

カードローンによるキャッシングでは、扱う金融機関によって、返済時の金利が異なります。一般的に、銀行の金利が信販会社や消費者金融よりも低めに設定されています。

利用者にとっては、より金利の低い銀行から借り受けたいところですが、カードの申請時に行われる利用者個人の信用審査で他の金融機関より厳格な審査をするため、カード発行までに時間がかかるというデメリットがあります。

利用限度額、金利の決定

カードの申請で利用者の信用審査に通ると、その金融機関がカードの利用限度額と金利を決めます。利用者は、その利用限度額までのキャッシングができ、返済時に元本の一部とともに決定された金利を支払うことになります。

【2】キャッシングの現状と返済の真実を知りましょう

キャッシングの返済方法には「一括返済」と「分割払い」、「リボ払い(リボルビング払い)」があります。

10万円のキャッシングは、少額ではないため、返済方法としてリボ払いを検討される方が多いでしょう。

ただし、リボ払いは毎月の返済額を一定額に抑えることができるメリットだけではありません。リボ払いを利用する場合は、リボ払いについて正しく理解することが大切です。

変動金利と固定金利

リボ払いの方式について説明をする前に金利(返済利息)のつき方に2種類あることをご存知でしょうか。キャッシングの返済時につく金利を「変動金利」にするか、「固定金利」にするか、住宅ローンを利用したことのある方は、すでになじみがあるかもしれません。

変動金利とは、名前の通り、そのときの景気の状況により市場金利に連動し、返済時の利率が変動します。

また、固定金利とは、ローンなどを利用したときに金利を決め、以後景気の変動に影響されることなく常に一定の利率を適用するものです。

住宅ローンのように返済期間が長いものでは、長いスパンでの景気の状況を勘案した変動金利の存在は重要ですが、数万円~10万円を借りる場合には、返済期間が住宅ローンのように長くはならないことから、ほとんどの場合、固定金利に設定されています。変動金利を採用しているのは、「セゾンカードローン」で、借入額が200万円を超える場合に変動金利になります。

残高スライドリボ払い方式(スライド方式)

リボ払いによる返金方法のうち、スライド方式では、毎月の返済額が、残高によって決められています

例えば、残高が10万円以下の場合は、返済額が月に5,000円、15万円以下の場合、月に7,500円と決まっています。したがって、最初のキャッシングが5万円の場合は、返済月に5,000円と返済利息(消費者金融などでは利息ではなく手数料と表記しています)との合計を返済します。

返済することにより、残高が4万5,000円になりますが、その月に2回目のキャッシングで10万円借りたとすると、その月の残高が14万5,000円になり、返済月の返済額は、75,000円と返済利息との合計に変更されます。

元利均等リボ払い方式(定額方式)

定額方式とは、キャッシングの元金に対する返済額と、返済利息の合計額を常に一定にして返済する方式のことです。

返済の方式としてこの方式を選択して返済していることが多くみられますが、これがどういうことを意味するか、重要な点ですので一例を挙げて詳しくご説明します。

例えば、年利18%で消費者金融から5万円のキャッシングをしたとします。リボ払いの返済方式は定額方式で、毎月5,000円ずつ返済するとしましょう。

最初の返済月の返済額5,000円のうち元金の年利18%(ひと月の利率に換算すると1.5%)が利息の返済にあてられるため、750円が返済利息(※1)です。したがって差し引き、キャッシング5万円に対する初回の返済額は、4,250円(初回返済後の元本4万5,750円)です。

しかし、定額方式の場合、その月に2回目のキャッシングで10万円借りたとしても、2回目の返済額は変わらず5,000円ということになります。

この5,000円の内訳は、元本14万5,750円の年利18%(ひと月の利率に換算すると1.5%)が返済利息なので、2,186円が返済利息となり、元本に対する返済額は、利息を差し引き2,814円。この時点での元本は14万2,936円です。

つまり、初回で5万円を借りたときの元本に対する返済額は、4,250円だったのに、次に10万円を借りた場合、元本が14万5,750円に増えたにもかかわらず、元本に対して2,814円しか返済していないことになります。

一方返済利息は、初回が750円に対して2回目は、2,186円になっています。これは、返済額が利息の返済にあてられているようなもので、元本はなかなか減りません。結果として返済期間が延びて、その間、多額の返済利息を払い続けることになります。

スライド方式の場合、キャッシングが増えれば、返済額も増えるため、返済を意識することができます。しかし、定額方式では、毎月の返済額が変わることがないため、元本がなかなか減らないにもかかわらず、さらにキャッシングを重ねるリスクをはらんでいます。

(※1)返済利息:消費者金融の場合、最初の月は利息がつかないサービスをしていますが、話を単純にするために、最初から年利18%の利息が付くとします。

リボ払いと分割払いの違いとは?

リボ払いは、上で述べたように返済額が一定(定額方式)もしくは、増額されたとしても一定額の範囲内(スライド方式)なのに対して、分割払いは、支払期間を一定にして、その間に完済できるように返済額が決まる方式です。

このように返済額が一定になるリボ払いと返済期間が一定になる分割払いの違いを理解し、利用者にとってどの返済方法が最適かキャッシングごとに検討を怠らず返済計画を立てるようにしましょう。

【3】相談先を知りましょう

【3】相談先を知りましょう

一度にまとまった額を借りる場合あるいは、何回かに分けて借りた残高がある程度のまとまった額になりそうなときは、問題が拡大する前に専門家に相談するようにしましょう。それでは、相談先として、どのような窓口があるでしょうか。

独立行政法人国民生活センター

国民生活センターは、1970年に国民生活センター法に基づき設立された独立行政法人で、商品テストや消費者からの苦情処理を受け付けています。電話での相談もできますが、データベースが充実しているため、ホームページから「通報/相談窓口・紛争解決」を参照すると多くの相談、解決事例を見ることができます

公益財団法人クレジットカウンセリング協会

クレジットカウンセリング協会は、クレジットや消費者ローンを利用して多重債務に陥った利用者について、消費者保護の立場から相談に乗ってくれます。

最初は、電話での相談になりますが、話の内容によっては、全国に20カ所あるセンターまたは相談室に予約を入れ、直接出向いて専門家のカウンセリングを受けることが可能です。カウンセリングを受けるのはもちろん無料です。

日本貸金業協会の相談窓口

消費者金融からの借り入れや返済の相談、多重債務者救済の一環としての貸付自粛制度(※2)の受け付け、貸金業者の業務に対する苦情や紛争解決のために無料で相談に乗ってくれます。電話、Fax、郵便のいずれでも受け付けているため、相談しやすい方法で問い合わせが可能です。

(※2)貸付自粛制度:利用者本人や親族の申告に基づき、消費者金融に対して貸し付けの自粛を促す制度のこと。無理な借り入れを行わないようにすることで多重債務に陥ることを未然に防ぎます。

10万円をすぐに借りる方法

10万円を借りたいとなると、初めて借りる場合と、すでにキャッシングをしていて返済残高を抱えた中での追加の10万円では、意味するところが違ってきます。リボ払い定額方式の真実を知った今は、追加の10万円を借りる際には、収支のバランスを十分に検討した上で借りることになりますが、それでも借りなければならない場合を想定して考えてみましょう。最初は、初めて10万円を借りる場合です。

初めての場合

クレジットカード・キャッシング(※3)は、利用者の信用審査が終わっていていつでもキャッシングができる状態にある場合は、すぐに現金を手にすることができます。

しかし、ほかのキャッシングと比較して金利が高い(年利15%~18%)ことから少額かつ短期間の返済計画での利用をおすすめします。

そのほかの方法としては、カードローン・キャッシング(※4)の、金利が比較的低い銀行系カードローンか、審査が早い消費者金融系カードローンになります。消費者金融で初めてキャッシングをするときは、どの消費者金融でも30日間無利子というサービスが広く行われているため、このサービスを利用して短期間のキャッシングもおすすめです。この場合、なるべく早期の全額返済を心掛けることは言うまでもありません。

銀行系カードローンは、審査が完了するまでに時間がかかる場合があり、すぐに借りたいときには不向きでしょう。

(※3)クレジットカード・キャッシング:銀行、信販会社、消費者金融などが発行するクレジットカードに付与された「キャッシング枠」の範囲内で、現金を借り入れることです。
(※4)カードローン・キャッシング:銀行、信販会社あるいは消費者金融が、キャッシング専用に発行したカードの利用限度額内で現金を借り入れることです。

キャッシング3社目のとき

何度もキャッシングを重ねて、すでに3社からキャッシングをして、さらに今すぐ10万円借りたい場合、どうなるのでしょうか。この場合は、それまでの信用情報機関の記録、すなわち、本人の信用度がいかほどのものかで、新たな10万円のキャッシングが可能かどうか決まります。

一括返済か繰り上げ返済か

返済を延滞、業者とトラブルになったなどの理由で、本人の信用情報に傷がつくと、次回に借りることは難しくなります。返済の方法に工夫を凝らすことも難しくなるため、信用情報に傷をつけないよう十分に気をつけましょう。

返済期間が長くなると返済計画に思わぬ変動が起きないとも限らないため、それだけ信用情報に傷がつく可能性が高まることになります。

ボーナスや退職金、そのほかの臨時収入があったときは、元金の一括返済か繰り上げ返済をして、返済期間を少しでも短くすることにより、キャッシング3社目でも借りられる信用情報を築きましょう

「おまとめローン」を利用する

「おまとめローン」を利用する

消費者金融での複数のキャッシングを銀行系ローンにまとめる「おまとめローン」という方法があります。申し込み審査時の信用審査が厳しくなりますが、それまでのキャッシングに対する定期返済、一括返済、繰り上げ返済などの実績により、利用者の信用度を落としていなければ利用することができる工夫の1つです。

おまとめローンができれば、完済済みの消費者金融から新たな10万円のキャッシングができる可能性は大いに高まります。

急ぎで借り入れるときの注意点

返済額が一定というイメージでキャッシングを重ねやすくなっているリボ払い定額返済方式には、十分に注意する必要があります。急いで借り入れをする際は、よく返済方法を確認しましょう。

「リボ払い地獄」に気をつける

「リボ払い地獄」に気をつける

リボ払い定額方式の仕組みについては、元利均等リボ払い方式(定額方式)で詳しく述べた通り、借入額が多ければ多いほど、多額の利息を払うことになります。

そのため、キャッシングを繰り返すことで元本がなかなか減らず、借金総額が増えることでしょう。結果として、完済までに時間がかかってしまうため、これをリボ払い地獄と呼んでいます。

キャッシングをする際にリボ払い定額方式が避けられないのなら、利用者は「リボ払い地獄」に落ちないよう十分に自身の返済能力を知った上で、計画的に借りる必要があります。

キャッシングを理解して賢い借り入れを

今回は、今すぐに10万円を借りる方法と借りる前にすべき3つのことと、借入時の注意についてご紹介しました。

10万円だけでもまとまった額がキャッシングできれば、その使い道がやり繰り用であれリフレッシュ用であれ、利用者の生活に大きな変化をもたらすことができるでしょう。

キャッシングの初回は、少額、短期間であれば消費者金融からのキャッシングが有利です。

ただし、2回目以降のキャッシングが必要なときにすぐに利用できるように、返済に関して延滞などのトラブルを起こさないなど、信用度を高く保つための確実な返済計画によるキャッシングを心掛ける必要があります。また、返済額が一定という使い勝手が良い「リボ払い」の全体像を知り、繰り上げ返済やおまとめローンなど返済方法を工夫することができる、賢いキャッシングの利用者になりましょう。

大山 敏和
大山 敏和

CFP(R)認定者/社会保険労務士/年金アドバイザー
アクシス社会保険労務士事務所代表

2014年8月CFP(R)認定、ファイナンシャルプランナーとしてお客様個人の資産状況分析、および資産形成・運用ノウハウのアドバイスならびにご提案を長期ライフプランとして提示。将来、老齢年金受給世代になったときに豊かに暮らせるライフプランの構築をターゲットに現役世代から見据えるライフストラテジーの確立を応援している。

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